本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


材料ムダの無い液状シリコーン成型用金型で顧客に提案 [ピーアールシー]

伊藤誠社長

伊藤誠社長

会社名 (株)ピーアールシー
代表者 伊藤誠社長
業種 液状シリコーン成型金型、ゴム成型金型
所在地 新潟市北区木崎778-43
電話 025-386-1105

ムダと手間の解決

 ピーアールシー(新潟市北区)は、ゴム成型用金型と液状シリコーン成型用金型の設計製作を手がける。ゴム製品の廻りや空き部分にできるバリは、出て当たり前で、従来それは廃棄されていた。伊藤誠社長は、創業時の1993年からこれを「多くのムダ」と思っていたことに加え、「バリを除去する手間やバリ跡の研磨の工程もムダ」と考えていた。
 樹脂製品や金属製品は不必要な部材はリサイクルして使える。ゴムの特徴は成型後、結晶して弾力性や伸縮性、シール性、防振性などの機能を発揮する。しかし、バリなどの廃棄物を再溶解すると「化学反応でこれらの優れた機能が失われるため、再利用が不可能で廃棄」されていた。
 創業当初は、自動化を図り金型の金属にたわみを生かしながら加工精度を出す工夫を重ねた。また「2-3マイクロメートルの空気逃がしを作ったり、バリをなくして仕上げ工程を無くそうと試行錯誤を繰り返していた」。
 加えて、「切り離す手間とバリを取る仕上げを人手で行うことが多いため、労働集約型の問題を抱えていた」。伊藤社長は解決する方法を常に考えて、金型研究開発に取りかかった。

上場80社と取引、海外展開

 そんな時、ヨーロッパで液状シリコーン成型があることを知った。ただ、「ヨーロッパの液状シリコーン成型金型は高価で納期もかかることから、アライアンスで研究開発を一層進めた」。シリコーン材料全メーカーと機械全メーカーと対等に互いの蓄積した技術を出し合い共同研究を推進してきた。
 同社は金型のノウハウ、材料メーカーは材料の特徴、機械メーカーは高機能性等を技術協力して融合し、液状シリコーン成型技術を高めて蓄積してきた。開発した金型はランナーやバリが少なく、ゴム材料のムダが最小限に抑えられ、バリ取りの作業が大幅削減できた。注入口は0.3ミリメートルの微細化を実現。製品によっては「歩留まり率3倍以上を達成して、環境面でCO2の削減に寄与している」。
 この省エネ金型により、同社の顧客は「250社で内3分の1が大企業」という。業種は自動車、IT機器、医療機器、空圧機器、水道機器、スポーツ、時計、航空機など全産業にわたっている強みがある。海外顧客はアメリカ、オーストラリア、韓国、タイなど拡大基調にある。
 CAD/CAMシステム設計から高精度加工、三次元測定機による検査設備を導入。この数年、「1億数千万円を毎年、設備投資してきた」。設計から実際にゴム・樹脂製品を作るトライまで検査や機能、成形性を確認できる全工程を持つのも強み。信頼できる金型造りで顧客は即時、生産投入できる。

ピーアールシーの金型工場

ピーアールシーの金型工場

Onepoint


人材育成と自動化に力を注ぐ


 今後、注力していくことは「ベテラン2人と新人1人の3人一組で人材育成する」「金型の付帯部分の自動化を提案していく」と、液状シリコーン成型金型メーカーとして磨きをかけていく。



掲載日:2009年9月16日

新潟県製造業

最近の記事


このページの先頭へ