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元気印中小企業


企業価値向上を後押し [サティスファクトリーインターナショナル]

小松武司社長

小松武司社長

会社名 (株)サティスファクトリーインターナショナル
代表者 小松武司社長
業種 コンサルティング業
所在地 東京都中央区八丁堀3-12-8
電話 03-5542-5300

 環境問題がクローズアップされるなか、環境に対する姿勢が企業の社会的責任(CSR)評価の一環として、以前にも増して重要となってきている。欧米では、CSRへの取り組みを企業の社会的責任投資(SRI)銘柄を選定する際の重要項目とするなど、企業価値にも影響を与える要因となっている。サティスファクトリーインターナショナルは、廃棄物処理コストの適正化コンサルティング事業を軸に、企業の環境マネジメントをサポートし、企業価値向上を後押しするコンサルティング企業だ。

コストを“見える化”

 「コストを落とせる場合が、70-80%ある」—。小松武司社長は、廃棄物処理にかかる費用が“ざる勘定”になっているケースがあることを指摘する。「請求書が着たから、その通り支払う」「廃棄物処理の契約書を取り交わしていない」などの場合もあるという。人手が足らず、優先順位が下がってしまいコストまで意識が回らないなどの事情が背景にある。
 加えて、廃棄物処理はいわば“見えないコスト”であるということもコスト低減を阻む要因となっている。処理業者が指定された廃棄物を運搬し、その後請求書が送付されるため、処理にかかる原価はどれくらいが適正なのかということなどがわかりにくい構造になっている。
 この問題に対処するためサティスファクトリーインターナショナルは、実態把握が困難な廃棄物の数量や処理方法などを可視化することで対応する。具体的には、顧客の売上高や店舗規模などの情報を約1万件蓄積された同社のデータベースで分析し、排出量に対する適正コストを算出する。「可視化することでコスト低減が図れるだけでなく、従来行っていなかったが必要な対策もみえてくる」(小松社長)という副産物もある。
 また、食品スーパー(SM)などのチェーン展開する企業に対しては、全国の店舗から上がってくる廃棄物処理費などのデータを一元的に管理するサービスを行っている。本部には整理されたデータが届けられるようになるため、管理業務のスリム化につながり、管理費の縮減が可能となる。同時に「一括管理することで、どの店舗がコスト高になっているかも発見しやすくなる」(同)メリットもある。

カーボンオフセット事業に乗り出す

 08年には、イギリスのカーボンオフセットプロバイダー「CO2バランス」と業務提携し、カーボンオフセット事業に乗り出した。CO2バランスと共同して取り組んでいるのは、温室効果ガスの削減と同時に人道支援にもつながるというプロジェクト。すでに、大手企業がその趣旨に賛同し、カーボンオフセット契約を締結した。同事業では、ケニアの家庭にかまどを作ることで、4年間で4万トン(2万人分の年間CO2排出量に相当)のCO2削減をかかげている。
 ケニアでは、家の中でたき木をして調理する家庭が多いため、一酸化中毒で死亡するケースが後を絶たないという。熱効率の良いかまどを作ることで、たき木よりもCO2を減らせる上に、中毒死者を減らすことができる。
 CSR意識の高まりを受け、カーボンオフセットは企業にとって魅力ある商品の一つだ。サティスファクトリーインターナショナルは、カーボンオフセット事業を第2の経営の柱に育成する方針だ。

サービス概要図

サービス概要図

Onepoint

手段と目的を見極める

 「より多くの社会的企業をつくっていきたい」と小松社長は目を輝かせた。環境意識の高まりから顧客数、売上高ともに順調に伸び、08年9月期の売上高は4億円、取引店舗数は5000店という。
 ただ、廃棄物処理費用のコストダウンという切り口だけでは他社との差別化は難しく、体力勝負に陥る可能性がある。「コストダウンは手段であって、目的は地球環境の保護にある。賛同してくれる企業を増やしていきたい」という小松社長の経営姿勢は、持続的成長という課題に対する答えの一つになるかもしれない。


掲載日:2009年7月24日

コンサルティング業東京都

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