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元気印中小企業


蛍光灯の省エネで社会貢献 [プリンス電機]

寺嶋之朗社長

寺嶋之朗社長

会社名 プリンス電機(株)
代表者 寺嶋之朗社長
業種 蛍光ランプ製造業
所在地 横浜市鶴見区市場下町8-25
電話 045-501-4704

管径15.5ミリメートル、25%省エネのスリムランプ開発

 プリンス電機は管径が細いスリム蛍光ランプを中心に、施設・業務用照明を製造・販売している。国内のコンビニエンスストアの冷蔵・冷凍ショーケース用棚下灯の約7割は同社の蛍光灯だ。デパート、コンビニにおいて商品や食品の見栄えを良くする蛍光灯技術を追求するとともに、省エネ性を向上させ、大手メーカーが圧倒的に強い蛍光灯市場で存在感を発揮している。
 同社がいま戦略商品に位置づけているのは、04年に開発した高周波点灯専用蛍光ランプ「省ライン」。管径は15.5ミリメートルで、通常の蛍光灯の32.5ミリメートルに比べ半分以下の細さにし、ガラス使用量を50%以上削減した。明るさは通常品の40ワットランプと同等で、25%の省エネルギーが図れる。
 さらに専用の電子安定器「リニューアルキット」と組み合わせることで、定格点灯(22ワット)、高出力点灯(30ワット)の2種類の明るさが得られ、いずれもランプ効率110ルーメンの高効率を実現した。定格寿命は2万時間で、光束維持率は定格寿命時に88%と初期の明るさを高いレベルで維持できる。

天井用・看板用に拡大

 同社の従来製品の管径は20ミリメートル。新製品はそれよりも4.5ミリメートル細い。細く、明るく、省エネも図れる利点を生かそうと、天井用照明事業に乗り出した。 看板用の照明として、リニューアルによる省エネ、省コストの提案に力を注いでいる。
 「省ラインとリニューアルキット」は04年に、環境省の「地球温暖化防止活動環境大臣賞」、省エネルギーセンターの「省エネ大賞会長賞」を受賞。05年には、りそな中小企業振興財団、日刊工業新聞社共催の「中小企業優秀新技術・新製品賞優秀賞」を受賞した。これらにより認知度が向上し、寺嶋之朗社長は「商談が増えた」と手応えを感じている。
 プリンス電機の年商は約21億円。従業員は86人。「省ライン」は、同社と東芝ライテックの共同出資会社である岩瀬プリンス電機(茨城県桜川市、寺嶋社長)で生産している。横浜市鶴見区の本社工場では管径20ミリメートルのスリム蛍光ランプを生産しており、分業体制を敷いた。
 管径15.5ミリメートルのT5スリム蛍光ランプは年5-10%の売り上げ拡大を目指している。
 寺嶋社長は「地球温暖化防止のために、“省ライン”を普及させることで二酸化炭素(CO2)削減に努める。省エネを通して、世の中に貢献していきたい」と話す。「ホテルや百貨店にも天井用や看板用に用途を広げ、納入していきたい」と意気込んでいる。

プリンス電機の蛍光ランプ「省ライン」

プリンス電機の蛍光ランプ「省ライン」

Onepoint

ニッチ市場で中小が活躍

 大手メーカーが幅を利かす国内蛍光灯市場で、スリム蛍光ランプは中小企業3社が製造している。その中で省エネで強みを持つのが、プリンス電機の特徴だ。
 蛍光灯の電力消費量は少なく感じるが、どの施設でも使用しており、省エネ効果が大きい蛍光灯に代えることでCO2削減が期待できる。管径15.5ミリメートルのスリムランプは欧米では普及しているが、海外メーカーの製品は日本でそのままの状態では使用できない。同社をはじめとする中小3社の市場開拓が見込まれる。


掲載日:2009年7月16日

神奈川県製造業

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