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元気印中小企業


「癒やし」をテーマにロボットを開発 [ビジネスデザイン研究所]

木村憲次社長

木村憲次社長

会社名 (株)ビジネスデザイン研究所
代表者 木村憲次社長
業種 ロボット製造業
所在地 愛知県名古屋市中区栄3-18-1
電話 052-238-6720

ロボットに“感性”を与える

 日本の「お家芸」とも言えるロボット技術。近年では、2足型歩行ロボットの開発など、技術の進化は日進月歩だ。人間と同じような動作や俊敏な動きが実現されつつある。ただ、ビジネスデザイン研究所が進める開発は、開発競争が強まっているロボットの「擬人化」とは一線を画す。そこに、同社の特徴がある。
 主力製品である「ifbot(イフボット)」は、感性制御コンピューターを搭載し、人間の言葉や表情を認識して会話をすることができる。02年に名古屋工業大学や地元企業とともにコンソーシアムを組織し、産学協同の研究開発がスタート。04年には量産化に成功した。
 同ロボットは人間とのコミュニケーション能力に重点を置いたもので、認知症患者や子どもの遊び相手になる。5歳児レベルの会話能力があり、対話バリエーションは数万種類におよぶ。細やかなまぶたや目の動きなど豊かな表情を表現できるコミュニケーション・ロボットだ。「少子高齢化時代にあって、コミュニケーション技術を駆使したロボット役割は、精神的に『癒やされる』機能にあるのではないかとの思いがあった」(木村憲次社長)と開発の経緯を語った。現在の主流になっている、動作上どれだけ人間に似せられるかというベクトルでのロボット開発に、“感性”という新たな視点を加えた。

多くの人にロボットを

 イフボットが与える「癒やし」は、高齢者向けの介護施設や保育園だけに限らない。急性リンパ性白血病におかされ、滅菌室で骨髄移植のドナーを待っていた14歳の男の子に、イフボットがプレゼントされたことがあった。滅菌室では人の出入りが制限されるが、滅菌システムを使った処理がほどこされている同ロボットに、その制限はない。イフボットが少年の話し相手となり、友達になったという。この話が民放で放送されたこともあり、現在では、小児科病院でも数多く「心を癒やすロボット」として利用されている。
 「できるだけ多くの人にコミュニケーション・ロボットを使ってもらいたい」(木村社長)という思いから、4月にはイフボットの価格を従来の60万円から19万8000円へと改定した。共通部品をできるだけ使用するようにしたほか、一つひとつの部品や機能のコストダウンを図り製造原価を下げた。
 今後は、高齢者を24時間見守りながら話し相手となったり、投薬時間をなどの毎日のスケジュール管理ができる「パートナーとしての役割を担う」(同)ロボットの開発を進める。

イフボットが“癒し”を与える

イフボットが“癒し”を与える

Onepoint

二束のわらじ

 「家庭用ロボット市場を形成するための環境づくりを進めて行きたい」と木村社長は語る。そのため同社は、自社製品に限らず、海外製品の輸入販売も手がける。メーカーと家庭用ロボット市場の創造という二束のわらじを履き、事業を展開していく。


掲載日:2009年7月14日

愛知県製造業

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