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元気印中小企業


アグリビジネスを展開 [みらくるグリーン]

五唐秀昭社長

五唐秀昭社長

会社名 (株)みらくるグリーン
代表者 五唐秀昭社長
業種 食品生産業
所在地 大阪府岸和田市八田町314-4
電話 072-468-8858

南大阪で植物工場事業

 みらくるグリーンは、南大阪地域を拠点にアグリビジネスを展開しているベンチャー企業。大阪府岸和田市の廃工場を改装した「植物工場」で、年間約20種のベビーリーフを生産している。ルッコラやバジルなど一般的な野菜のほか、葉ダイコンやスティック春菊、からし水菜などあまり市場に出回らない珍しいハーブも栽培しているのが強み。これまでは大阪市や大阪府枚方市のレストランに出荷してきたが、最近は食の安全という追い風を背に「一般家庭からの通販の申し込みも急増している」(五唐秀昭社長)という。
 植物工場というと、大手食品メーカーの原料工場や中堅メーカーの大規模レタス工場など大がかりな施設を想像しがちだが、同社の植物工場は約100平方メートルとコンパクトだ。「大手の資本に頼らず植物工場をやっているのは当社ぐらいではないか」と五唐社長は苦笑する。

食の安全性に疑問を感じ創業

 五唐社長は03年に、25年間勤めた泉陽信用金庫(現大阪信用金庫)を退職、06年にみらくるグリーンを設立した。創業のきっかけは、ある農家の一言がきっかけだ。「信用金庫時代、顧客の農家から野菜をもらった時『これは出荷用と違い、農薬を使ってないから安心だよ』と言われて驚いた。生産者が食べないような野菜が市場に出回っている現状に疑問を感じるとともに、無農薬の野菜作りにビジネスチャンスを感じた」(同)という。
 創業当時は栽培方法の確立や顧客の獲得に苦労したが、無農薬で天候に左右されない「植物工場」産野菜のメリットが徐々に評価され、レストランなどに販路を広げていった。
 植物工場は、食の安全の解決策となるだけでなく「高齢化社会や雇用不安の問題も解決する可能性がある」(同)。植物工場は屋外で肉体労働をする農業と違い、作業が簡単で高齢者や障害者でも仕事ができる。モノづくり系の製造業と比べ、専門知識や熟練技能を必要としないのも利点だ。景況が急激に悪化し雇用不安が叫ばれるなか、植物工場が新たな雇用を創出することも期待できる。
 最近は経済産業省も植物工場ビジネスに本腰を入れる姿勢を見せており、産業界全体で植物工場への関心が高まっている。みらくるグリーンにも植物工場ビジネスに興味を持つ事業者が連日のように見学に訪れており、数年後には全国の食卓に植物工場産の野菜が行き渡るのも夢ではない。五唐社長は「他地域の事業者と提携し、植物工場をフランチャイズ展開したい」と意気込んでいる。

みらくるグリーンの植物工場

みらくるグリーンの植物工場

Onepoint

家庭用の小型植物工場を製品化

 同社が次なる事業として準備を進めているのが、家庭用小型植物工場「ベジスタ」の製品化だ。電子レンジくらいの大きさで、ハーブなどを自動生産できる。装置の開発・製造はMRT(大阪府八尾市)が担当し、みらくるグリーンは種子や養分水、培地など消耗品の販売を手がける予定。一般販売はまだ先だが、既に小中学校や大学などから研究目的、教育目的のオーダーがあり、サンプル出荷を始めている段階。植物工場の裾野を広げる上で、期待がかかる商品だ。


掲載日:2009年7月 1日

大阪府 食品生産業

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