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元気印中小企業


国産米にこだわり、伝統の味を守る [丸彦製菓]

山田行彦社長

山田行彦社長

会社名 丸彦製菓(株)
代表者 山田行彦社長
業種 米菓子製造業
所在地 栃木県日光市芹沼1989-1
電話 0288-31-1600

こだわりこそブランドの生命線

 国産米100%−。これがおかきの名門「匠の心」を掲げる丸彦製菓のこだわりだ。価格競争の激しさから輸入米や米粉などを使った米菓子が増える中、山田行彦社長は「伝統の味を守る。何よりお客さまの安心・安全には変えられない」と言い切る。
 1927年(昭和2年)に焼き菓子で創業し、1964年に米菓子に転換した。現在、1日に使う米の量は約18トン。米俵で換算すると約300俵も積み上がるだけに、米価は収益を左右する。また10年に1度は不作で高騰するという。それでも国産米にこだわり、高品質のしょうゆ、塩、のり、油にこだわり、本物を追求してきた。このこだわりこそがブランドの生命線であり、競争力の源泉といえる。
 とはいえ好みは百人十色。誰もが「おいしい」という定番商品を育てるのは並大抵ではない。熱いうちにしょうゆをしみこませた昔なつかしいおかき「角餅」、サイコロ状の生地を堅めにカリッとした食感に香ばしく上げた「米粒揚げ」...。約10種類の定番は長年かけて開発してきた300種類以上の結晶でもある。
 一方、新商品の開発は顧客の生の声が欠かせない。激辛や甘さ控えめといった味のブームもある。この情報収集の場が日光工場の敷地内にある直営店舗「おかき工房」だ。同店舗には県内の常連客をはじめ、近隣にある「日光江戸村」などの観光客も合わせて年間50万人近くが訪れる。常時50種類以上を販売し、休憩所や手焼き体験コーナーを設置している。最終工程の一部も見学できる。ここで得た情報を生かして毎年十数種類を開発している。発売するか否か、最終ハードルは山田社長の舌を満足させることだ。

やるべきことを愚直にやる

 「約5年間、おやじさんについておせんべいづくりを修行した。当時はちょうど手作業から機械化へと移行しつつあったころ。会社はまだ『街の焼き菓子屋さん』だったが、米菓に転換してメーカーへの第一歩を踏み出した」(山田社長)。
 2000年に宇都宮市内の3工場を日光工場に集約し、現在は日光、新庄(山形県)の両工場で生産している。「きねつき−生地乾燥−焼成−味付け−仕上げ乾燥−自動パック−手詰め」の一貫生産ラインを構築しているが、味付け工程には手作業も取り入れて丁寧に仕上げる。「とうぜん安心・安全のための投資は惜しまない」(同)。生産ラインを見学できるようにしたのも自信の表れだ。
 伝統を守りながら、新しい味を創造する。衛生的な工場で信頼できる商品を提供する。「やるべきことを愚直にやる」(同)ことが安定成長を支えている。

国産米100%で安全・安心を届ける

国産米100%で安全・安心を届ける

Onepoint

売上高50億円の大台突破へ

 近年の原油・資材高騰は業界を直撃。実際、倒産・廃業に追い込まれた中小の米菓子メーカーも少なくない。同社も燃料コストが倍増したほか包装資材価格も上がり、厳しい経営を強いられた。それでも08年9月期は黒字を確保。売上高も前年同期比並みの約46億円にこぎ着けた。
 09年1月に日光工場の使用燃料を従来の液化石油ガス(LPガス)から液化天然ガス(LNG)に切り替えた。毎月数百万円のコスト削減を見込めることもあり、09年9月期は増収増益の見込み。売上高50億円の大台突破の日もそう遠くはなさそうだ。


掲載日:2009年6月17日

栃木県製造業

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