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元気印中小企業


ニッチな市場で活路を見いだす [ルケオ]

吉村健正会長

吉村健正会長

会社名 (株)ルケオ
代表者 吉村健正会長
業種 光学検査器製造業
所在地 東京都板橋区大山金井町30-9
電話 03-3956-4111

偏光という熟知した光学特性を生かして

 ガラスやプラスチック製品の天敵となるひずみ。ひずみは、その大きさによっては、製品本来の機能を発揮できなかったり、破損を招くなど製品の欠陥へとつながってしまう。このひずみを検査するための装置、ひずみ検査器を主力製品としているのが光学メーカーのルケオだ。
 ひずみ検査器はガラスやプラスチック製品などの品質管理や品質改善に利用されている。レンズ、食器、水槽、電球などさまざまなジャンルの検査に使われている。  同社のひずみ検査器は偏光という光学特性を利用しているのが特徴だ。装置には一定方向にしか光を通さない特殊なフィルムを使った偏光板というものを2枚使用する。この偏光板の間に検査物を入れる。ひずみがなければ、真っ暗のまま。ひずみがあるとその部分で光が漏れて見える仕組みだ。
 ルケオでは、ひずみ検査器のほかにも、光学レンズや水晶波長板の脈理や異物、気泡、スジなどを検査する装置も取り扱っている。装置のコア技術となる偏光板は社内で一貫製造している。そのため顧客ニーズに応じた製品づくりが可能で、新製品を続々投入し、売り上げを伸ばしている。

顧客のニーズに合わせた製品づくり

 「セミオートセナルモンLSM-7002」もその一つだ。この製品はひずみの検査を半自動化したもの。従来の全自動製品では、検査物全体のひずみを検査し数値化するために多くの時間を要していた。しかし、顧客ニーズの中には、特定部分のひずみの大きさが分かればいいという要望も多く、欲しいデータだけを抽出することで時間短縮を可能にした。
 また一般に使用されている手動式のひずみ検査器では測定者の熟練度合いや周囲の環境によって測定値にバラつきが生じることがある。そこでこの製品は検査物をモニター上で写し、測定したい部分のひずみの明るさを自動的に数値表示し安定した測定値を得られるようにした。価格面でも全自動式の製品は500万-1000万円に対して、この製品は150万円と半額以下を実現した。08年4月に発売以来、10台以上売れている。
 同社では海外からの引き合いが増えているという。日本企業の海外生産拠点への納入が多く、検査を行いよい製品だけを日本に戻すようにする。販売先は欧州、米国に次いで近年では特に中国でのニーズが増えている。今後も「こまめに顧客のニーズを拾い、製品に展開していきたい」と吉村会長は意気込みを見せる。

主力製品の「セミオートセナルモンLSM-7002」

主力製品の「セミオートセナルモンLSM-7002」

Onepoint

景気の影響に左右されず

 同社の強みの一つとして上場企業との取引が多いことが挙げられる。取引先の業種も限定されることなく、広範囲にわたるため景気の影響をあまり受けないという。08年には環境マネジメントシステム「ISO14001」を取得している。08年8月期の売り上げは5億5000万円。景気の後退で業績悪化が懸念されるところだが、同社では09年8月期も横ばいの5億5000万円を予想している。


掲載日:2009年6月10日

東京都製造業

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