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元気印中小企業


創業70年、濾過材メーカーの洗浄技術 [日本原料]

齋藤安弘社長

齋藤安弘社長

会社名 日本原料(株)
代表者 齋藤安弘社長
業種 濾過材の製造販売、リサイクル業
所在地 神奈川県川崎市川崎区東田町1-2
電話 044-222-5555

砂を破砕せずに洗浄する

 水道水を作る浄水場の最終工程である濾過池で使うフィルターとして用いられる濾過砂のトップメーカーの日本原料。全国にある浄水場の8割以上に納入している。フィルターとして使われ汚れた濾過砂を洗浄・再生する「更生工事」も全国の浄水場で施工実績を持つ。
 更生工事の経験を活かして開発したのが「シフォン洗浄」。従来工法では落としきれなかった強固な汚れまで新砂並みに洗浄する技術を確立し、2007年「文部科学大臣表彰」を受けている。
 原理的には「鳴き砂」の生成過程にヒントを得て、砂同士をもみ洗うもの。洗浄機中心部に螺旋(らせん)状のスクリューを内蔵した内筒を装備。スクリューを回転させると濾過砂が内筒下部から持ち上げられ、上部から筒外へ落ちる。この一連の動きの中で砂同士に無数の渦状の流れが形成され、同じ堅さの砂同士がもみ洗われて、粉砕することなく汚れだけを剥離することができる。

洗浄技術を他分野へ応用

 この洗浄技術では「濾過砂はそれぞれが同じ硬度であるため、破砕や摩耗が起こらず、砂の濾過能力も半永久的に落ちない」(齋藤安弘社長)という。
 また、濾過材交換が頻繁に行われている工場などの水処理用に洗浄機能付き砂濾過装置「シフォンタンク」を開発した。さらに、洗浄機能だけをユニット化して既設濾過装置に取り付けるだけで同様の洗浄機能が得られる「シフォン・Washing System」を環境大国ドイツのパートナー会社と共同開発した。最小限の設備投資で水質の安定化や維持管理費の低減、濾過材交換不要という特徴は、産業廃棄物を発生させない新しい発想の水処理技術として注目されている。齋藤社長は「環境規制が厳しい欧米で認められた技術」と国内外での販売に意欲を燃やしている。

既存装置に取り付けるだけで洗浄機能が得られる
「シフォン・Washing System」

既存装置に取り付けるだけで洗浄機能が得られる
「シフォン・Washing System」

Onepoint

環境問題への取り組み

 濾過砂の販売と一見相反する、濾過砂をリサイクルする「更生工事」の技術革新に力を入れ、濾過材交換が不要な濾過装置を開発した。地球規模での資源の枯渇や安全・安心な水を造るといった環境問題に対する取り組みが、オンリーワンの技術に結びついた。


掲載日:2009年6月 1日

環境神奈川県製造業

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