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元気印中小企業


ビジネスチャンスは「ナノテク」 [エリオニクス]

本目精吾社長

本目精吾社長

会社名 (株)エリオニクス
代表者 本目精吾社長
業種 電子線描画装置製造業
所在地 東京都八王子市元横山町3-7-6
電話 042-626-0612

高い技術力

 温電子機器や計測機器などのハイテク分野で、高度な技術と製品を持つ中小企業が集積する東京・多摩地域。なかでも"ナノテク"をビジネスチャンスととらえ、高成長を遂げているのがエリオニクスだ。  同社は、光デバイスなど次世代デバイスの研究開発に欠かせない電子線描画装置で、国内シェア80%を占める。さらに、超微小押し込み硬さ試験機やイオンビームエッチング装置などをラインアップし、総合理化学機器メーカーとして確固たる地位を築いている。
 国内の公的研究機関や大学のみならず、海外への進出も積極的に行っている。例えばアメリカでは、ハーバード大学をはじめ複数の大学に納入済み。そのほかにも台湾、韓国、シンガポールなどのアジア諸国の主要大学・研究機関にも納入し、高い評価を受けている。
 現在の海外売り上げは総売上高の10%程度だが「3年以内に30%に引き上げ、海外だけで売上高10億円を狙う」(同)と強気の姿勢をみせる。
 エリオニクスが高い成長性を持続できる一番のカギは、大手企業にひけを取らない高い技術力にある。

成長支える直接販売

 次世代デバイスの開発では、限られたスペースにどれだけ微細なパターンを高精度かつ高密度に描画できるかが重要なポイント。微細パターン加工が実現できれば、一つのデバイスに詰め込む記憶容量が飛躍的に増え、処理速度の向上が期待できるからだ。
 数ある製品の中でも、公的研究機関や大学、企業の開発担当者から特に熱い注目を集めているのが、加速電圧100キロボルトで最小加工線幅5ナノメートル(ナノは10億分の1)の超微細パターンが描ける「ELS-7000=写真」だ。微細パターンを長時間安定的に描画できる点が評価され、同社を代表する売れ筋製品に成長した。
 直接エンドユーザーに売り込む販売手法の導入も、成長を支えるカギとなっている。「直接開発担当者と話すことで、真のニーズや課題が明確につかめる」(同)というメリットに加え、「顧客の言葉に次の開発テーマが隠されている」(同)だけに、営業体制の強化にも本腰を入れる。
 エリオニクスは今後、イオン応用装置の製品開発に注力し、第2の収益の柱に育てていきたいと考えている。すでに開発資金の大幅投入を検討するなど、一歩先を見据えた取り組みが動き始めている。

注目を集める超高精度電子ビーム描画装置

注目を集める超高精度電子ビーム描画装置

Onepoint

安易な連携はせず

 エリオニクスの製品は研究開発で使われる場合がほとんどのため、産学連携による製品・技術開発が不可欠。「付き合いレベルでは取り組まない」(本目社長)とのポリシーから、安易な連携はしないという。その言葉の裏側には、大手と対等に渡り合える高い技術力を誇る自負がある。


掲載日:2009年5月21日

東京都製造業

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