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元気印中小企業


自然エネルギー発電事業を強化 [コアテック]

須増仁志社長

須増仁志社長

会社名 コアテック(株)
代表者 須増仁志社長
業種 各種FA・省力化機器製造業
所在地 岡山県総社市赤浜500
電話 0866-94-9000

省力・自動化機器で売り上げ伸ばす

 コアテックは、研究開発型企業。自動車や自動車部品メーカー向けの省力・自動化機器設備の製造開発を主力にしている。携帯電話や薄型テレビの需要増に伴い、液晶パネル検査装置など、液晶と半導体関連装置でも売り上げを伸ばしてきた。ほかに、自社ブランド製品のネジ締め、圧入、カシメなど組み立て締結機器「ACサーボツール」シリーズも販売している。
 須増仁志社長は「さらに自社製品を開発し、事業の柱に育てたい」と考え、新たな成長分野として強化しているのが、太陽光、風力、波力など自然エネルギーを利用した発電設備や装置だ。

「メビウスの輪」の風力発電機

 自然エネルギー発電事業を担う「エコロジー事業部」の主力は、ビルなどの屋上への太陽光発電システムの設置。システム設計から手がけ、建物の強度に合わせて施設を設計する。ハード機器は太陽電池メーカーから発電パネルを仕入れる。事業者向けにソーラーシステムによる温水プールや給湯、暖房設備の設計、施工、メンテナンスも行っている。
 一方、風力発電関連装置では07年に、ループウイング(東京都千代田区)と共同で、小型風力発電装置を開発した。風車の羽根の形状に特徴がありプロペラ型でなく、「メビウスの輪」のようにねじれたU字型リボン状の羽根を3枚使用している。プロペラ型と異なり、先端のないループ形状のため、羽根の先端に騒音の原因となる空気の渦が発生せず風切り音がしないという。加えて、ねじれた形状の羽根は風を立体的にとらえることができ、正面以外の風でも効率的に回転する特徴がある。
 コアテックは、この小型風力発電機と太陽電池を組み合わせて電源にしたハイブリッド街路灯を製造している。自然条件に左右される発電量を相互に補い安定した電力を供給する。羽根の直径は1.5メートルで、風速2メートルの微風で始動し、発電能力は風速4メートルで11ワット、8メートルで168ワット。組み合わせる太陽光パネルの最大出力は142ワット。街路灯のほか、防犯カメラを設置したり、地震など非常時の電源に役立てるなどの用途があり、主な販売対象は自治体や民間企業。羽根の直径を2.85メートルと大きくした風力発電機も国内外で販売、各地で実証実験が行われている。
 08年後半から、自動車、半導体業界は共に深刻な販売不振に直面している。同社は「これらの関連売り上げが8割以上を占める」(須増社長)だけに苦しい状況だ。こうした中、3月末には待望の新工場が完成する。全社一丸で難局に挑んでいる。

風力発電機と太陽電池を組み合わせた
ハイブリッド灯

風力発電機と太陽電池を組み合わせた
ハイブリッド灯

Onepoint

新分野、医療ロボットに挑戦

 コアテックは、医療福祉機器分野への進出も着々。06年、経済産業省の提案公募型地域技術開発事業に採択された「日本発・日本ブランドの高度医療手術支援ロボットシステムの開発」を東京大学、岡山大学、ナカシマプロペラ(岡山市)などと共同で進めている。性能や価格面で欧米製より優位なロボットを目指している。「医療機器は認可まで時間がかかるので、実用化はまだまだ先」(須増社長)というが、常に新分野に意欲的に挑戦する。今後の動向が注目される。


掲載日:2009年5月20日

岡山県製造業

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