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元気印中小企業


「健康」にこだわる研究開発型企業 [幸伸食品]

久保博志社長社長

久保博志社長

会社名 (有)幸伸食品
代表者 久保博志社長
業種 食品製造業
所在地 福井県吉田郡永平寺町諏訪間33-15
電話 0776-63-4370

豆腐、豆乳を活用

 豆腐とチョコレート。日本古来の食べ物と、西洋のお菓子をドッキングさせたのが「豆腐生チョコレート」。永平寺禅豆腐や、ごま豆腐の製造・販売で全国的に知られる幸伸食品が「健康」と「人間の幸せ」を視点に開発したヒット商品だ。
 永平寺禅豆腐、ごま豆腐は白山の伏流水と国産100%の大豆で製造、全国のデパートやスーパーなどで販売している。今では販売量の95%が県外向けになっている。
 また、同社は豆腐という古来の商品を扱っているにもかかわらず商品開発志向が強く、中小企業ならではのフットワークとアイディアを駆使して豆腐、豆乳を活用したシューマイ、ハンバーグ、焼き菓子などを次々と商品化してきた。
 その中から生まれたのが豆腐生チョコ。動物性の生クリームの代わりに、搾りたての豆乳を使用した。一般の生チョコよりカロリーが約30%少ない。しかも豆乳には、骨粗しょう症などの更年期障害を緩和する大豆イソフラボンが豊富に含まれている。イソフラボンは1日に40ミリグラムの摂取が理想といわれるが、豆腐生チョコ1箱(16粒=76グラム)は20ミリグラムを含む。

経営品質で日本一目指す

 77年に有限会社幸伸食品を創業した久保博志社長。年商約10億円の現在も有限会社のままだが、「会社は格好ではない。常に身の丈経営に徹し、『目指せキラリと光る小さな優良企業』をキャッチフレーズに経営品質で全国一を目指す」という。
 社員30人の少数精鋭主義。顔が見えない顧客に向けての商品づくりは「感謝の気持ちが大切」。この感謝の気持ちを表すため、製造現場は食品の安全性、安心性を第一に設計したし、遠隔地への出荷には独自の専用発泡スチロールケースを開発し、出荷後の温度管理を徹底、顧客の手元に商品が届くまで品質管理にこだわった。
 同社は02年4月に永平寺町にアンテナショップとして工場直営店「幸家(さちや)」をオープンした。全商品の販売と豆腐料理レストランを併設し、竹林に囲まれた自然の中で創作豆腐料理、豆腐会席、豆乳パスタ、豆乳デザートなどが堪能できるようにした。また来店者の感想、要望、苦情をキャッチし、商品改善、新製品開発につなげている。
 久保社長は「世の中は常に進化する。商品開発も絶えず進化しなければならない」と豆腐をベースにした開発型企業の道を着実に歩む。「21世紀は開発に挑戦し続ける企業しか生き残れないだろう」と言うのが持論だ。
 さらに、「21世紀は、もの、金でなく心の時代だ」と強調する。その心とは「幸せと健康」。人材育成は「幸伸食品とかかわり合う人の幸せと健康のために社員一人ひとりが何ができるかを考え、実践すること」であり、この理念の徹底が経営トップの日々の大きな仕事だ。
 同社のこうした人材育成と技術開発力は、農林水産省主催全国優良ふるさと食品コンクールの新技術開発部門において5年連続で受賞していることでも証明されている。

豆腐生チョコレート

豆腐生チョコレート

Onepoint

産学連携にも積極的

 「中小企業は資金や人材に乏しく、量と質の両方はとれない。わが社は質を徹底追求する」と久保社長は強調する。豆腐商品を中心に「うま味」にこだわる。「かくし味は何か」との問いに、久保社長は「素材のうま味を出す技術開発力」と即答した。地元の大学との産学連携による最新の技術開発、情報収集にも積極的だ。工場直営店の幸家は「経営品質を高める拠点」であり、幸伸食品の21世紀の"羅針盤"の役目を担う。


掲載日:2009年5月 8日

福井県食品製造業

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