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元気印中小企業


金属印刷機・フィルム印刷機のトップメーカー [富士機械工業]

和田隆雅社長

和田隆雅社長

会社名 富士機械工業(株)
代表者 和田隆雅社長
業種 グラビア輪転印刷機製造業
所在地 広島県東広島市八本松飯田2-7-1
電話 082-281-3281

時を知り、己を知り

 「頭脳を売る」をフロンティア・スピリットに特殊印刷機やラミネーターを製造する富士機械工業。金属用印刷機は国内シェア100%を誇る。
 戦後の1951年、和田隆雅社長の実父の正雄氏が満州(中国東北地方)から引き揚げ、機械器具の設計製作を目的に設立した。正雄氏は単能工でなく多能工でないと通用しないと何にでもチャレンジした。
 たばこ製造装置やボウリング(球技)のオートマチックピンセッター、自動車洗車機、大阪万博の虹の塔など、話題の製品を世に送り出した。「先代からのエンジニアリング力が当社の強み」(和田社長)というように、開発力と信頼の技術力で市場のニーズに応え続けている。
 73年に西独(現ドイツ)のマイレンダー社と金属印刷機の製造技術導入契約をし、金属印刷機に参入。西独の生産設備一式を導入したものの「とても日本で通用するものではなかった」と和田社長は振り返る。良いものであっても利益を生むとは限らない。これがバネとなり、日夜独自開発に没頭。5年後にグラビア輪転印刷機の1号機を完成した。
 この1号機は今でも稼働している。富士の機械は頑丈でオペレーターが操作しやすいとシェアを拡大。まじめな社風も信用を得て、グラビア印刷機のトップとなった。主力の「MD」シリーズは、14色振り分けの高度印刷を実現するプラスチックフィルム用グラビア印刷機。高精度印刷、印刷ロスの大幅な減少、高次元の多品種変量印刷など、高機能を満載している。無論、環境対応の水性インク仕様もラインアップする。ほかに建材用、薄紙用、アルミ用など用途は多岐にわたっており、八本松製作所(広島県東広島市)はさながら印刷技術の総合研究所のようだ。

「刷る」「貼る」「塗る」

 「刷る(印刷)」「貼る(ラミネーター)」「塗る(コーター)」という経営スタンスを明確に打ち出している。プラスチックフィルムやアルミ箔など異質材料を貼り合わせる新型機「L5型ソルベントフリーラミネータ」を開発。現在、大型液晶向けの光学フィルムコーティングシステムを開発中だ。幅2400ミリメートルの幅広フィルムに1マイクロメートルの薄膜を塗布、従来の10倍以上の早さで薄膜コーティングフィルムを生産できる。八本松製作所に新設した約1000平方メートルのクリーンルーム内では、テスト機による実証試験の最中だ。「印刷、ラミネーター部門は確立している。コーター部門を経営の大きな柱に育てたい」(同)と創業60周年に向けて、全社が高揚している。

グラビア印刷機「MDシリーズ」

グラビア印刷機「MDシリーズ」

Onepoint

組織で総合力を発揮

 機械加工の専門集団の富士マシン、印刷機メンテナンスの富士機械工販、コンピューター、制御装置のメタソフト・フジなど専門分野の別会社体制と組織で総合力を発揮。創業時からの「何でもかんでもやってみる、小さくてもいいから大名になる」という精神は、モノづくりの根本や発想を変える企業体質へと実を結び、さまざまな製品を開花させた。ここに富士機械工業の強さがあり、企業規模の拡大ではなく、キラリと光るオンリーワン・ナンバーワン企業としての魅力がある。


掲載日:2009年5月 7日

広島県製造業

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