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元気印中小企業


個性的な書店の多店舗展開で飛躍 [明文堂書店]

清水満社長

清水満社長

会社名 (株)明文堂書店
代表者 清水満社長
業種 書籍販売業
所在地 富山県富山市経堂123-4
電話 076-494-3540

顧客視点の店づくりが好調の秘けつ

 経営環境が厳しい書店業界のなかで、明文堂書店は毎年、着実に売上高を伸ばしている。06年-07年にかけて、売場面積3,300平方メートルを超える超大型店舗を3店舗オープンした。特に07年6月、石川県金沢市にオープンした書籍専門店「金沢ビーンズ」は豆型のユニークな外観と80万冊の豊富な商品量で全国の書店業界の注目を集めている。
 店舗の大型化が進み、中小書店の廃業が相次ぐ中で、同社は現在16店舗(富山県10店・石川県4店・首都圏2店)を展開し、年商は65億円(07年5月期実績)。大型店の展開と的確なサービスで、ここ10年間、増収を続け、常に黒字を確保している。
 今後も多店舗展開を進め、4年後の2013年5月までに30店舗・年商160億円を目標とする。首都圏でも現在2店舗を展開しているが、5年後までに首都圏で年商50億を目指す。 清水満社長は「顧客のためのサービス、店舗づくりを心がけ、常に新しいものにチャレンジしている」と好調の秘けつを明かす。

書籍ネット販売に傾力

 創業は1945年。飛躍のきっかけとなったのが86年に同県朝日町にオープンした「朝日店」。駐車場を備えた郊外店第1号で、ビデオ、CDのレンタルを備えた店舗としてスタートし注目を集めた。「当時はビデオレンタル店はあったが、CDレンタルを加えた店舗は県内で当社が最初」(清水社長)という。
 その後、入善町、黒部市へと富山県の東から攻め、富山市へと店舗を拡大。97年には当時北陸最大の売場面積を持つ書籍専門館「富山新庄経堂店」をオープン。図書館のような高い棚と本を買ってすぐに読みたい人のためにカフェを併設したり、座って本を読み、選べるよう店内にいすやソファを配置したりと工夫を凝らした。
 また、富山新庄経堂店をはじめとする10店舗では、子どもたちに本を好きになってもらいたいとの思いから月2回、スタッフが子どもたちに童話を読んで聞かせる「本の読み聞かせ会」を開いている。作家のサイン会、朗読会など各種イベントも積極的に開催している。金沢ビーンズで開催した作家の五木寛之さんのサイン会では130名の熱心なファンが平日夕方にもかかわらず足を運んだ。
 現在同社が傾力しているのは本の取次大手、トーハンが取引店向けに提供する書籍ネット販売「e-hon」会員獲得だ。同社が達成した4万人は断トツの1位。会員の85%が携帯サイトからの登録であり、書籍を販売する新しいツールとして位置づけている。
 直近のイベントや特典などを「e-honトクトクメール」として会員に配信している。「e-honはオンラインだけの書店とは異なり、店頭でも商品を受け取れるのが強み」と清水社長は話す。
 今後の店舗戦略は石川県内では「松任店」(白山市)、「能登羽咋店」(羽咋市)の新規出店、富山県では富山新庄経堂店(富山市)・魚津店(魚津市)・黒部店(黒部市)の増床。さらに首都圏でも出店物件を調査している。

80万冊の豊富な商品量を誇る「金沢ビーンズ」

80万冊の豊富な商品量を誇る「金沢ビーンズ」

Onepoint

先手先手で挑戦

 清水社長は「ライバルはお客様」と言い切り、「お客様の望むことが本当にできれば、必ず喜んでもらえる。毎日スタッフ1人1人がお客様にどのようなサービスができるかが戦いだ」と話す。
 書籍は値段が同じ商品だけに、ニーズを的確にとらえたサービスが重要。同社は立地場所を含め、店に特徴を持たせ、さまざまな顧客ニーズを満足させるべく、先手先手で挑戦してきた。競争はこれまで以上に厳しいが、これまでの実績を背景に、新たな顧客のニーズをいかにくみ上げ、どう心をとらえるかがカギとなる。


掲載日:2009年5月 7日

富山県小売業

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