本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


畳・襖製造機器からインテリア省力機器へ [極東産機]

頃安雅樹社長

頃安雅樹社長

会社名 極東産機(株)
代表者 頃安雅樹社長
業種 インテリア関連機器製造業
所在地 兵庫県たつの市龍野町日飼190
電話 0791-62-1771

畳業界を組織化し、近代化と経営改善に貢献

 極東産機は1948年創業の老舗。畳業界向けに専門分野で培ったコア技術とコンピューター技術を融合させ、ローカル企業でありながらグローバルにその総合力を発揮している。
 主力の畳業界向けでは、「職人の手作業を自動化し、作業の効率化を追求」をコンセプトに伝統技術と先端技術の融合に努めてきた。81年に開発したコンピューター式畳自動製造システムは畳製造に一大革命をもたらし、科学技術庁長官賞を受賞した。
 「畳業界には体質改善が必要」(頃安新会長)と考え、システムを導入した畳店で構成するJCS(日本コンピュータ・システム)研究会を設立、業界の近代化に取り組み始めた。93年には採寸、割り付け、裁断、逢着、隅止めまで畳生産の全自動化を完成、97年からは畳業界の近代化に拍車をかけるべく、全国でセミナーを開いて畳店に構造改革の必要性を説いた。
 「畳離れが進んでいるが、畳の良さをPRしないからだ」と頃安雅樹社長は言い切る。「総世帯数の約50%がリフォーム適齢期。内装リフォームで和室から洋室に変わっては何にもならない。畳店こそが営業力をつけて工事もできる小売店に変身しなければ」とも。
 同社のシステムを導入すれば「未経験の女性でも伝統的な畳を高精度につくれる」(頃安会長)ので「空いた時間を営業に展開しよう」というわけだ。

「縫う」「切る」「貼る」「測る」の要素技術生かす

 JCS研究会では理論武装するため、頭文字のコンピュータ・システムをカスタマー・セイフティー、サービス、サティスファクションに改め、04年6月から新たな取り組みを見せている。畳だけでなく、内装全般を提案できる畳店への変身だ。今やメンバーは600社を数えるまでに増えている。
 この成果をもとに、これから襖(ふすま)業界の近代化に取り組もうとしている。襖自動生産システムを開発、日本襖振興協会の協力を得て生産を自動化し、空いた時間を営業や新事業に有効活用してもらい、業界の構造改善に役立とうというもの。畳業界同様、「機械を売るだけでなく、経営面にもタッチしていこう」(頃安会長)という。
 畳・襖以外にもインテリア施工、カーテン縫製機器など住空間への取り組みを強め、「豊かな生活空間づくり、快適な職場環境づくりを二本柱」(頃安社長)に、「縫う」「切る」「貼(は)る」「測る」といった要素技術を生かしている。
 同社の売り上げは約70億円で、畳関連の比率は25%。インテリア関連が60%を占めているだけに、畳店や襖店の意識改革が進めば売り上げにも寄与することになる。

最高級自動壁紙糊付機 HiBGX

最高級自動壁紙糊付機 HiBGX

Onepoint

“伝統”と“先端”の技術バランスが発展を左右

 畳の製造機械が中心だが、今やそのウエートは25%。畳で培った技術はインテリア関連機器へと生かされている。畳のトップシェアは当然だが、襖製造機械、壁紙糊(のり)付け機、カーテン製造機械でもナンバーワン企業として活躍している。同社は、伝統技術と先端技術の融合に努めてきた。そのバランスを今後、どのように取っていくのか。その選択が発展を左右しそうだ。


掲載日:2009年5月 1日

兵庫県製造業

最近の記事


このページの先頭へ