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元気印中小企業


簡単に貼れて剥がせる特殊透明シート、広告媒体に展開 [モアクリエイティブ]

川本健一社長

川本健一社長

会社名 (株)モアクリエイティブ
代表者 川本健一社長
業種 印刷物製作業
所在地 埼玉県入間市新久595-12
電話 04-2936-3225

のりを使わない特殊透明シートを開発

 1分で貼(は)れて、3秒で剥(は)がせる−。モアクリエイティブは、のりを使わなくても、ぬらすだけで繰り返し貼ったり剥がしたりできる特殊透明シートを開発した。内側から外が透けて見える印刷技術と組み合わせ、新たな広告媒体とするビジネスを半年前に立ち上げた。
 「フレックスビジョン」と名付けたこの商品。最大の特徴は、ぬれたガラス面に密着させるだけで貼り付く点だ。メーカーの協力を得て同社がオリジナル開発したもので、塩化ビニールの自己吸着性を利用した。乾いた後も落ちないうえ、剥がすのも簡単で繰り返し使える。
 開発の原点は、川本健一社長がサラリーマン時代にかかわった熱転写式の大型印刷機にあった。内側から見たとき外側が透けて見えるようにするには、外側に白色、内側に黒色をそれぞれ筋状に印刷する必要がある。川本社長は「この印刷ができるメカニズムを持つ印刷機は限られる。これを使えば、新たな広告ビジネスができるのでは」と考えた。
 ただ、市場に出回っているシートでは、のりを使うため視界の透明度が落ちる。また、プロの手を借りなければ施工が難しいうえ、シートが硬すぎて印刷がきれいに出ないといった欠点があった。
 このため、のりを使わないシートを開発。インターネット販売を考慮してエンドユーザーに向け、だれでも簡単に繰り返し貼ったり剥がしたりできる点を追求した。03年6月に、この特殊透明シートで特許を出願、04年4月には商品化にこぎ着けた。

タクシー会社がリアウインドーに採用

 同社は93年に設立。カタログ、チラシなどの企画・製作やタウン紙の発行、インターネットサイトの企画・運営を手掛けている。特に、埼玉県の入間市、飯能市などで発行している部数9万部のフリーペーパー「もあくり」は10年以上の歴史を持ち、同社の売り上げの半分を占めている。
 地域に密着して広告事業を展開してきた同社は、特殊透明シートもまずは地元で需要を探っている。中でも有力とにらんでいるのは、タクシー会社による“走る広告”。シースルーで施工が簡単な「フレックスビジョン」は、車のリアウインドーに適しているうえ、数枚単位の注文にも応じられるからだ。すでに、採用を決めたタクシー会社もあり、出足は順調だ。
 また、簾効果で夏の太陽の日差しを70%カットするので、冷房代の節約になり、店舗やオフィスなどの省エネ&ECOとしても注目されている。

水で濡らして貼るだけ

水で濡らして貼るだけ

Onepoint

フリーペーパーの限界見据え、事業拡大へ

 「もっとチャンスのある分野に進出したい」−。「フレックスビジョン」開発の原動力となったのは、川本社長の事業拡大への熱意だ。発行地域内で抜群の知名度を誇る「もあくり」を有するとはいえ、フリーペーパーの世界はライバル紙も多く、成長は限られているからだ。新事業の成功はまず、どれだけ代理店を獲得し、地域メディアとして根付かせるかがカギを握る。それが軌道に乗れば、全国展開も視野に入ってくるだろう。


掲載日:2009年5月 1日

埼玉県製造業

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