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元気印中小企業


「超短納期」で事業拡大 [ティアンドエス]

澤口務社長

澤口務社長

会社名 (株)ティアンドエス
代表者 澤口務社長
業種 精密板金加工業
所在地 埼玉県草加市青柳1-5-5
電話 048-933-0039

大量生産並みの効率化

 精密板金加工を極めてモノづくり企業をサポート−。 ティアンドエスは、数時間で製品化する「超短納期」のレーザー加工を展開している。1月には新本社工場が稼働し、加工体制の増強に乗り出した。成長力の源泉は「従業員第一主義」であり、各社のニーズに応える加工につながっている。
 新本社工場により、八潮市内の2工場と茨城百里工場(茨城県小美玉市)を集約し、拠点再編に伴って新規設備も導入した。レーザー加工に加えて、曲げや研磨などにも対応できる一貫した加工体制の構築を進めている。同時にこれまで多品種小ロットを得意としてきたが、加工の効率化にも力を入れている。
 歩留まり率を向上させるために最新のレーザー加工機を設置。オートパレットチェンジャー付きで、金属材料が自動的に加工機に取りつけられるために無人化できる。材料にCADデータをムダなく割りつけるソフトも活用。歩留まり率が従来の50-60%程度から、80%以上に向上できるという。澤口社長は「大量生産並みのコストダウンを実現できる」と期待する。厚さ20ミリメートル以上の材料に対応する高出力レーザー加工機やベンダーなどの設備も整えた。
 設備を充実させる背景には、「設備投資がお客さまへの還元」(同)という考え方がある。ニーズを取り込み、各社が100%満足できる「超短納期、高精度、低コスト」の加工を提供している。

信頼による人づくり

 「お客さま第一」を実現するためにも、同社は「従業員第一主義」を掲げている。「管理は最小限に、信頼を最大限に」(同)が貫かれ、現場に権限を委ねて一人ひとりが生き生きと働ける職場作りに力を入れている。各社の声を聞く従業員が力を思う存分に発揮してこそ、ニーズに応えることにつながっていくためだ。澤口社長は「従業員に指示を出すのではなく、問いかけることが重要」と話す。自由と責任を与えて自覚を促し、信頼による人材育成を実践している。
 こうした人づくりの考え方はフィリピンの生産拠点でも生かされている。高いコストパフォーマンスを活用すると同時に、日本のモノづくりを伝え、現地エンジニアを一流の技術者に育て上げている。中小企業が海外展開するうえでのモデルになりそうだ。  経営環境が厳しさを増す中で、超短納期のレーザー加工を生かし、「社員と危機感を共有しながら乗り切る」(同)考えだ。取引先のニーズを一段と深堀りし、精密板金加工を拡充することで対応していく。新本社工場で地域密着の加工事業を展開し、地元に深く根ざしたモノづくりを目指す。

稼動した新本社工場で加工体制を増強する

稼動した新本社工場で加工体制を増強する

Onepoint

感謝を形にした新本社工場

 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」−。澤口社長は新本社工場の稼働をこう例える。生産規模は拡大するが、「会社は逆に小さくなったという意識を持っている」(同)という。これまでと同じように各社に対して親身になって対応し、謙虚にモノづくりに打ち込んでいく構えだ。レーザー加工で多くの企業を支え、澤口社長は「お客さまが自社工場の設備として活用してもらえれば」と話す。各社へ感謝の気持ちを忘れず、まさに「共存共栄」のモノづくりを実践している。


掲載日:2009年4月15日

埼玉県製造業

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