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元気印中小企業


介護の負担を減らすセンサーシステム開発[細田]

細田哲郎社長

細田哲郎社長

会社名 (株)細田
代表者 細田哲郎社長
業種 製造業
所在地 山梨県北杜市白州町白須6807-228
電話 0551-35-2621

誤動作防止が特徴

 セキュリティー機器の製造・販売を手がける細田は、介護ベッド用の通報システムを商品化した。痴ほう老人など介護が必要な人がベッドから落ちたり、ベッドを離れて出歩いたりすると、ナースステーションのブザーを鳴らして知らせる。また在宅介護では、ベットからの離脱を介護者に警報や電話で通報する仕掛けだ。
 同じ原理で動作する車いす用の通報システムも商品化済みで、関東圏の特養老人ホーム病院などに採用されている。
 最大の特徴は、誤作動しにくいということ。ベッドや車いすの上に人がいるか、いないかを検知するのは、重量センサーを組み込んだ特殊なマット。従来市場にある同様の商品では体重移動したり寝返りを打った際に、「ベッドに人がいない」と識別し、誤って通報してしまうことがある。これでは、介護する側の負担が大きくなってしまう。
 それに対し、この介護ベッドではいくら寝返りを打っても、介護ベッドの起き上がり操作時にマットが曲がっても、「通報モード」にならない。ポイントは、人や物などが上に載ると、その重みでマット内部の誘電体の静電容量が変化する現象を利用している重量センサー。今回、さらに改良し荷重当たりの静電容量の変化量が、より大きくなるようにした。その結果、スイッチを入れた後、人が載ったマット上の荷重がなくならない限り、通報しないシステムを実現した。温度変化や帯電物質の接近など、ノイズの影響も排除できる。

防犯向け重量センサーから

 寝返りといった「ノイズ」成分の影響を相対的に小さくできるうえ、「何キログラムから何キログラムまでに反応」というように大まかな重量検知の範囲も指定できるようになっている。
 同社はもともと、防犯向けに実用化したマット型静電容量重量センサーが主力で、その技術をベースに介護向けシステムを展開している。防犯用機器は、樹脂で全面密封(6面一体型)した重量センサーを屋外の土中に埋設しておくタイプで、不審者の敷地内への立ち入りを検知する自動録画システムや電話通報システムがある。自動車販売店の駐車場用や農園、資材置き場、無人倉庫向けの盗難防止システムとして発売中だ。

ベット上に敷くだけで

ベット上に敷くだけで

Onepoint

コア技術の用途拡大

 防犯用から介護用へ、細田の例はコア技術の用途拡大がうまく進んだケースといえる。さらに、「劇場で空いているいすを自動表示したり、木材を盗んだトラックの重量を検出するなど、さまざまな応用が考えられる」と細田哲郎社長は話し、今後の展開にも期待している。


掲載日:2009年4月 9日

山梨県製造業

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