本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


極細内視鏡で医療市場を開拓[ファイバーテック]

会社名 ファイバーテック(株)
代表者 三池神也社長
業種 医療機器の開発・販売
所在地 東京都千代田区神田錦町3−21 JPRクレスト竹橋ビル8階
電話 03-5259-7600

3000本を結束

 医療用の極細径内視鏡を開発したベンチャーで、現在は画像装置も含めた生産体制を整え、その製品は国内の先端医療現場に急速に浸透している。
 三池社長は大手電線メーカーの代理店に勤務していた経緯から、ファイバースコープの医療分野での可能性に着目、98年に同社を設立した。内視鏡というと胃カメラなどで知られるが、その外径は8ミリから10ミリ、かなり細いものでも3、4ミリというのがそれまでの常識だった。同社の製品の場合、外径350ミクロンのチューブ内に3,75ミクロンの光ファイバー3000本を詰めている。さらにチューブ内には照明として使うファイバーも20本入っている。
 外径350ミクロンに結束する技術は設立間もないころに達成できたが、その後の開発期間は主に画質向上の試行錯誤の連続だった。その結果、世界でも例のない心臓血管用内視鏡が実用化できた。

患部を見て正確に診断

 医療現場では心筋梗塞(こうそく)や狭心症の患者の血管内を観察して診断するために用いる。これまで心臓血管内に内視鏡を通して患部を直視する医療はなく、正確な診断・治療が行えるようになった。1回使った内視鏡は感染などを防ぐため廃棄するため、価格もネックだった。同社は材質、加工法に改良を加えた上、生産も自社工場で行うようになりコストダウンにつなげた。
 網膜の手術も、従来体外から見て、経験と勘に頼ってきたものを、内視鏡を患部にいれて行えるようになった。このため大学病院などへの普及が一気に進んでいる。
 今後極細径内視鏡の活用が期待できる分野は小児産婦人科領域である。まず乳がんの診断用。触診による初期診断の精度を飛躍的に向上させることが可能となる。さらに、未熟児の気管支に使用される極細径内視鏡。保育器の中にいる新生児の検査に大変有効である。
 こうした成長を支えるのは社内の技術基盤とともに、正確なマーケティング戦略にもとづいてきた点。三池社長は「どんないい技術があっても、しっかりとしたマーケティングが行われてなければ失敗する」と、ベンチャービジネスの陥りやすい落とし穴を指摘する。

外径は1ミリ以下

外径は1ミリ以下

Onepoint

海外進出も視野に

 日本の医療現場で培った極細径内視鏡をはじめとした種々のテクノロジーを広くグローバルに展開させることにより、更なる成長を実現する。


掲載日:2009年3月30日

医療・バイオ東京都製造業

最近の記事


このページの先頭へ