本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


木になる果実の糖度を非破壊測定[アステム]

鈴木光社長

鈴木光社長

会社名 (株)アステム
代表者 鈴木光社長
業種 精密機械
所在地 神奈川県川崎市高津区溝口2-14-6 シマヤビル3階
電話 044-833-8453

食総研の技術指導受けて

 アステムが開発した非破壊果実糖度計「アマイカ」はレーザーダイオード(LD)を用いた近赤外線分光法を使い、先端部を果実に軽く押し当てるだけで、果実を傷つけることなく、木になったまま測定できるもの。リンゴやトマトなどの生産農家が待ちに待った商品ともいえる。従来は収穫した果実を選果場の大型システムで計測するが、食べごろかどうかの判断は経験や勘に頼っていた。これに対してアマイカは希望する糖度の果実だけを選別でき、出荷にはまだ早いものをもぎ取る無駄がなくなる。
 90年代後半に開発に着手したが、当初の2年間は失敗の連続。「じゃじゃ馬のようなLDを分光の光源として使うのは至難の業」(鈴木光社長)と考えていた折りに、特許庁のデータベースで、レーザーを効率的に用いる手法としての「拡散反射測定法」に出会った。特許を持つ農水省食品総合研究所(現在は独立行政法人食品総合研究所)の河野澄夫博士に直接メールを送ったのがきっかけで「半導体レーザーを果実糖度計に使うとは面白い」と激励され、技術指導を受けるようになった。

産学連携も重視

 その後99年度から農水省の補助金事業に指定されるなど開発は順調に進み、2001年秋、02年春と川崎市、神奈川県主催の創業オーディションに相次いで入賞した。製品化にあたっては川崎市の助成制度を活用、多摩美術大学の教授や学生と協力して外形デザインやロゴを決めた。
 これまでの技術を応用して次に取り組んでいるのは、指先に針を刺すことなく血糖値が測れる血中糖度計。市の産学連携助成制度によって慶応大学理工学部との共同開発を進めている。

デザインは多摩美大と協力

デザインは多摩美大と協力

Onepoint

メールもきっかけに

 国の研究所や大学は一見敷居が高そうに思われるが、鈴木社長は「日ごろからネットを使って関係論文を眺め、面白そうな研究をしている先生にはメールを送っている」と、軽いフットワークだ。


掲載日:2009年3月31日

産学官連携神奈川県製造業

最近の記事


このページの先頭へ