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元気印中小企業


極細球状ハンダの選別装置を開発[ユタカ]

会社名 (株)ユタカ
代表者 安田憲司社長
業種 検査装置製造
所在地 大阪府東大阪市新町24-12
電話 027-984-6246

社員7人の知恵を結集

 日本でも有数のモノづくりの町・東大阪でも、小さなガリバー企業として独自色を発揮しているユタカ。企業理念に「想像を形にして社会に貢献する」を掲げ、7人の社員が知恵を集めて、他社にまねができない各種の精密自動検査選別装置の開発に全力を傾けている。 2003年末、それまでの長屋風の貸し工場から新天地を求め、総工費4億円弱を投じて現在地に新本社工場を完成した。現在とくに力を入れているのは、直径が25マイクロメートルという極細球状ハンダの検査選別機だ。
 極細球状ハンダはボール格子端子(BGA)と呼ばれる球状物体で、コンピューター心臓部のCPU(中央演算装置)に組み込む部品として使われる。現在、主に使われるBGA径は200マイクロメートルタイプだが、半導体の集積度アップと軽量化に伴って、さらに極細化が求められている。
 また、05年に控えた鉛フリー化への対応も極細化を加速する。半導体メーカーにとっては、鉛に代わり高価な銀、銅やビスマス、スズ材料の使用が避けられなくなっており、材料コスト削減のために2年後には、「BGA径70マイクロメートル」は必至とされる。

カギを握るのはローラー

 球径70マイクロメートルというと一見すると粉末状態で、これを2軸ローラーを使い良品、不良品に選別するのには高度な技術が必要だ。原理的にはローラーでミカンの大中小を選別する方法に似ているが、このローラーの形状などに「マル秘」の技法が込められている。
 その結果、BGAを誤差0.2マイクロメートルの精度で、毎分6万個を自動選別する技術が確立されている。同社と連携して研究開発を行っている京都大学の松坂修二准教授は「極細ほど付着性が上がり、転がりにくくなる。この点をクリアした、世界がまねのできない技術だ」と同社の技術を評価する。東北大学など材料工学の知識を多く有する拠点との共同研究も積極化。今後は、太陽電池やエネルギー関連にも取り組んでいく方針だ。

京大との共同研究も活発化

京大との共同研究も活発化

Onepoint

世界から注目集める

 独自技術を持つだけに、国内はじめ海外のインテル、モトローラやノキアといった大手メーカーからも訪問が絶えない。安田憲司社長のもとには「航空券を送るので技術指導を頼めないだろうか」といった相談も舞い込む。安田社長は「厚かましい話」と思いつつも誠実に対応している。


掲載日:2009年3月27日

大阪府 産学官連携製造業

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