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元気印中小企業


ハンガーリサイクルの先駆け[日本コパック]

斉藤建三社長

斉藤建三社長

会社名 日本コパック(株)
代表者 斉藤建三社長
業種 ハンガーの企画・製造・販売
所在地 東京都台東区柳橋1-28-1
電話 03-3862-5671

百貨店とも協力して

 ハンガーメーカーとして業界に先駆けてリサイクル網の構築に取り組んでいる。ハンガーは現在、百貨店や量販店を中心に、年間3億本流通しているが、使用済みの製品を回収・洗浄して再利用する取り組みが一般化したのはここ数年のことだ。
 きっかけは91年、ロータリークラブで環境委員長をつとめていた斉藤建三社長が東京・夢の島を見学したときのこと。「埋立場に積まれたハンガーの多くに日本コパックのマークがあった。消耗品として使ってもらおうというそれまでの姿勢が恥ずかしくなった」(斉藤社長)。意を決し、創業40周年事業としてリサイクル事業の開始を宣言。再生工場を設立し、ハンガーの回収網を構築、業界に協力を呼びかけた。
 その結果、翌年には複数の大手小売業者とハンガーのリサイクルを開始、95年には日本百貨店協会、日本アパレル産業協会などと、リサイクルを推進する「ハンガーBPR協議会」に参加。ハンガー業界でも「統一ハンガー協議会」を設立し、自ら事務局を担当することになった。そこでは「百貨店統一ハンガー」規格を制定したため、全国の百貨店にもリサイクル事業が広がり始めた。

回収網を活用

 ハンガーとともに手掛けたのがワイシャツ、肌着など畳んで搬送する製品の納入に用いる「通い箱」。従来使用後に捨てていたが、コンパクトに折り畳めるプラスチック製の箱を開発した。リサイクルハンガーの回収網をそのまま使い、これらの通い箱を繰り返し利用できるサイクルを作り上げた。
 現在ではリサイクル事業は海外にも拡大。日本で回収したハンガーを製品として輸出するほか、破損したものは海外に輸送して、現地生産の原料として用いている。「海外でも生産している以上、日本国内だけでは循環しきれなくなる。環境問題は循環しなくなったらおしまいだからだ」(斉藤社長)という。

プラスチックハンガーのリサイクルを前進

プラスチックハンガーのリサイクルを前進

Onepoint

マテリアルリサイクルにも着手

 これまでのハンガーのリユースに加えて、現在はマテリアルリサイクルにも着手している。リユースをしていく中で破損したプラスチック製のハンガーなどを素材別に分別し、いったん粉砕。原材料に戻して、まったく別のハンガーや不織布カバーなどに生まれ変わらせていく。木製ハンガーについても、三重大学の舩岡教授と再生木材の共同開発に取り組んでおり、製造過程で発生する木屑から木製品全般に至るまでリサイクルの新しい試みができないかどうか模索している。


掲載日:2009年3月25日

東京都環境製造業

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