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元気印中小企業


縫製技術で医療用品メーカーに転身[ダイヤ工業]

松尾正男社長

松尾正男社長

会社名 ダイヤ工業(株)
代表者 松尾正男社長
業種 医療用品製造
所在地 岡山市古新田1117-1
電話 086-282-1245

きっかけは親類の悩み

 ダイヤ工業は腰部コルセットで全国トップ。医療用品の開発から製造、販売まで一貫体制を整え、全国の接骨院、整骨院向けの通信販売で業績を伸ばしている。現在も毎月200件のペースで新規取引先を拡大、1万3500の接骨院、整骨院と取引がある。
 同社の始まりはい草のサンダル製造。その後、皮のサンダルや財布、袋物などを手掛けてきた。医療用品分野への進出は、親類が持っていたオーダーメードのコルセットが「痛くて使いにくい」とこぼしていたのがきっかけ。
 裁断・縫製はお手のもの。単に固定するという機能だけでなく、長期間着用できるなど使用者の身になった腰部コルセットの開発に取り組んだ。中小企業の常で、当初は販売ルートもなく苦労したが、発想を変えイラスト入りのはがきで全国の接骨院、整骨院にPR。これが効を奏し平成に入って売上高は1億円を突破するまでに成長した。
 創業以来「もっと便利でもっと喜ばれる製品を」をモットーとしてきた。それだけに、独自開発商品だけでなくユーザーの声を商品化したものも多い。カタログを年1回、2カ月ごとに情報誌を発行、腰部コルセットやサポーターのほかテープ類、シップなど接骨院、整骨院が必要とする商品を紹介する。通信販売が主体で、ユーザーとのコミュニケーションをより強化するため03年4月には敷地面積1700平方メートルのCSセンターも開設した。

CS追求に細心の努力

 CSセンターに注文や問い合わせなどの電話が入ると、自動的にオペレーターのパソコンにユーザー情報が表示されるシステムを導入。即日出荷で注文や市場ニーズに迅速に対応する。新製品や改良品は2カ月に2-3アイテムが目標。社内では毎朝、勉強会を開き、個人目標を設定するなど常にモチベーションを高める。
 同社が得意とするのは、1件あたりの年間販売額が10万円程度の接骨院や整骨院。大病院と比べると小口だが数は多い。これら取引先を着実に広げ、売上高は97年度以降、毎年10%以上の成長を続けている。04年3月期の売上高は14億1000万円、05年3月期は19億円を見込む。
 01年春にはウェブショッピングサイトも立ち上げた。専用のサーバを設置、接骨院や整骨院と双方向で結ぶネットワークを構築しており、商品販売だけでなく、取引先の経営に役立つ情報も提供する。
 また介護者の85%が腰痛経験者というデータを背景に、介護福祉用品分野にも進出。介護者用の腰痛予防帯のほか、介護者の肉体的な負担軽減を図るため寝たきりの高齢者や身体障害者向けの座位保持ベルト、移乗介助用具なども相次いで発売した。

腰コルセット「プロハード026」

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Onepoint

上下一体で知恵絞る

 顧客志向、信用第一、積極進取という経営方針のもと、安心して働ける職場づくりを第一に、社員採用は新卒に限定するなど人材育成に熱心。安定した職場環境の中、社長をはじめ開発部門の社員がミシンを踏む。納得がいくまで知恵を絞り、話し合いから生まれる新製品開発プロセスが同社の強みだ。欧米や中国への輸出も視野に入れている。


掲載日:2009年3月19日

健康医療・バイオ岡山県製造業

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