本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


高周波技術を多方面で活用[山本ビニター]

山本泰司社長

山本泰司社長

会社名 山本ビニター(株)
代表者 山本泰司社長
業種 高周波応用機械の製造・販売
所在地 大阪府大阪市天王寺区上汐6-3-12
電話 06-6771-0605

がん治療装置にも

 山本ビニターは得意の高周波技術を駆使して事業展開を進めている。この技術を応用した加工機はビニールやプラスチックといった分野だけにとどまらず、現在は医療、食品、木材などの分野にまで及んでいる。今後もこの強みを生かして事業領域の拡大を狙っている。
 創業は1953年で、ビニール生地の卸売り販売でスタート。しかし、テーブルクロスなどのビニール加工品が市場で拡大するためには加工機の開発も必要と判断。高周波という電波を使って素材を加熱して溶着させたり、乾燥させたりする独自技術を確立。具体的にはフィルムやシートの溶着、冷凍食品の解凍、木材の乾燥などに使われている。
 中でも注目されるのが、京都大学と共同で開発したがん治療装置「サーモトロン-RF8」。がん細胞が熱に弱いという点に着目したもので、高周波で悪性腫瘍(しゅよう)の組織だけを加熱できるようにした。77年から8年がかりの共同研究を経て製品化にこぎつけた。「当時の経営状況から見ると考えられない投資だった」(山本泰司社長)と振り返るが、がんの温熱治療(ハイパーサーミア)が認知される中で着実に販売実績を積み上げた。最近では、高周波と蒸気による木材向け複合乾燥機「ディーウェル」を開発。高周波で材心部を100℃程度で加熱するなど省エネ化とともに、乾燥時間も大幅に短縮した。同機は第48回木材加工技術賞、第49回林業技術賞のほか、このほど第1回木材利用技術開発賞で林野庁長官賞を受賞し、3冠を達成した。社是である「常に一歩前進」の精神は健在で、現在も高周波加熱の応用分野の開拓にチャレンジし続けている。

50周年からの飛躍

 02年、創立50周年の節目を迎えると同時に、“チャレンジ50”を掲げ、第二創業期に入った。高周波テクノ事業部、メディカル事業部、ライフ事業部の3本柱で事業展開するが、ライフ事業部では従来のレインウェアやレジャー関連商品に加え、健康・美容関連商品も扱い、すそ野を広げる戦略だ。

京大と共同研究

京大と共同研究

Onepoint

技術の継承にも重点

 得意の高周波技術については「特化してきたことが良い結果につながっており、さらに応用範囲を深めていきたい」(同)という。技術の継承という観点から有望な若手を選抜し、マンツーマン指導、人材育成にも余念がない。


掲載日:2009年3月17日

医療・バイオ大阪府 製造業

最近の記事


このページの先頭へ