本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


産業廃棄物の追跡管理システムで成長[アースデザインインターナショナル]

塚本英樹社長

塚本英樹社長

会社名 アースデザインインターナショナル(株)
代表者 塚本英樹社長
業種 環境
所在地 東京都中央区日本橋堀留町2-9-8 日本橋MSビル6F
電話 03-5652-0097

GPSとデジカメ駆使

 アースデザインインターナショナルは、企業から排出される産業廃棄物の不法投棄や不法処理を、GPS(衛星測位システム)とデジタルカメラを組み合わせて追跡・管理するシステムを開発したベンチャーだ。産業廃棄物処理業界に13年間、従事した塚本英樹社長が00年9月に起業した。
 同社が開発した「産業廃棄物追跡管理システム」は、これまで書類上で行われていた産業廃棄物処理の確認作業に、視覚情報を追加したことが大きな特徴。「明確で、より正しいデータを収集する仕組み」(塚本社長)を提供できる。
 産業廃棄物は、法律で定められたマニフェスト伝票に従って処理しなければならない。同社の産業廃棄物追跡管理システムは、このルールに基づき、事業所から出される廃棄物の運搬車両への積み込み、処理場での荷降ろしなどの状況を、処理過程ごとにデジタルカメラで記録する。
 また、GPSは産業廃棄物を運搬する車両が、排出現場から処分場まで定められた運搬経路を移動しているかどうかを地図上で確認するために使う。
 二つの機器で得られたデータを組み合わせて、産業廃棄物の排出から最終処分までを管理し、廃棄物の適正処理を促すという仕組みだ。

松下など大手3社とライセンス契約

 アースデザインは当面、大企業を中心にシステムを普及させる計画を進めている。現在、大手3社をライセンス契約先にして、それぞれの独自ブランドとしてグループ企業への導入を進めている。  ライセンス販売が安定軌道に乗り始めたことから、今後は代理店を整備して全国的な販売を始める予定だ。
 アースデザインは、システムを導入する企業から、産業廃棄物を排出する事業所単位で利用料を徴収する。料金は産廃物の排出量によって異なるが、1事業所あたり平均月額10万円以下に設定している。
 産業廃棄物の適正処理の可否が優良事業者の評価基準につながることは間違いなく、また電子マニフェスト化の進展でIT技術との融合化も進む。アースデザインにとって追い風となるが、一方で同社のシステムに追随する動きも活発化している。環境規制の強化を引き金として、競争も激しくなることが予想されるだけに、今後の普及活動が重要になる。
 同社は販売活動に力を入れる一方、システムの高度化も急ぐ。今後は情報の量と質を高めるため、デジタルカメラによる静止画像から、携帯電話を使った動画配信に切り替える計画を練っている。また、排出される産業廃棄物にICタグを付けて、処理状況データを画像やGPSと連動させ、正確性を高めたいとしている。

リアルタイム運行管理システム

リアルタイム運行管理システム

Onepoint

循環社会実現へ志高く

 アースデザインインターナショナルの事業は、書類任せの産廃処理に、人間が目で見て納得する要素を加えた点で評価が高い。産廃業界にデジタル機器を持ち込んだビジネスという側面より、業界の活性化に貢献したいという経営理念が光る。塚本社長は自身の体験を踏まえ、「モノが生まれたら最終的に処分される。すべてが循環される社会を実現したい」という。この発言に、志の高さが感じられる。


掲載日:2009年3月 5日

東京都環境製造業

最近の記事


このページの先頭へ