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元気印中小企業


プロカメラマンの写真をインターネットで販売[フォトクリエイト]

白砂晃社長

白砂晃社長

会社名 (株)フォトクリエイト
代表者 白砂晃社長
業種 インターネット写真販売
所在地 東京都新宿区西新宿6-16-6
電話 03-5909-5870

スポーツ写真撮影の難しさに着目

 フォトクリエイトは、インターネットを使った写真販売事業で急成長する企業だ。全国各地のスポーツ大会や、音楽祭など文化イベントにプロカメラマンを派遣し、撮影したデジタル写真をネットで参加者に販売する。08年は約6500件のイベントをこなし、登録カメラマンは1000人に達した。
 同社の白砂晃社長はネット広告のサイバーエージェント出身。ネットを使った新事業を考えていた02年ごろ、友人からアメリカで浸透し始めたインターネット写真販売事業の話を聞いた。
 当時の日本ではネット通信回線の大容量化が進んでおり、デジタルカメラの性能も年々向上していた。一方で写真業界は旧態依然としデジタル化は進まない。「変化しない業界ほどビジネスチャンスは大きい」(白砂社長)。これは日本でも成功するはずと、仲間3人で会社を設立した。
 まず着手したのはウエディング業界だったが、各式場は独自にカメラマンを手配しており、うまく業界に入り込めない。そこで「写真を買うのはお金にも時間にも余裕のある人」と考え、社交ダンスイベントに参入した。すると参加者とイベント開催者から予想以上の反響があった。
 動きのある写真を撮るのは難しく、プロとアマチュアの技術差が如実に現れる。例えばマラソンでは両足が浮いているときがシャッターチャンス。片足でも地面に着いていると、その衝撃で顔の筋肉が動き、美しい表情は写せない。社交ダンスでの成功から、スポーツイベントでのプロカメラマン需要に気づいた同社は、その後さまざまなスポーツを開拓し業績を伸ばしていく。

プロ野球球団や大学と提携し、事業領域を拡大

 現在はスポーツ写真事業(80種類以上のアマチュアスポーツ)、文化写真事業(音楽イベントやお祭り)、教育写真事業(学校でのイベント)の三本でサービスを展開し、六つの専門サイトで写真を販売する。07年12月期の売上高は8億5000万円、08年12月期は10億円を突破しそうだ。
 近年ではアマチュアスポーツだけでなくプロスポーツ事業にも参入。プロ野球球団と契約しオフィシャル写真販売サービスを開始した。教育写真事業では有名大学と提携し、入学式や卒業式にカメラマン派遣を行っている。事業領域は多岐にわたるが、同社ではさまざまなスポーツ・イベントの撮影ノウハウをリスト化し、1000人のカメラマンで共有する仕組みを作っている。
 単なる写真販売会社として成功することが目標ではない。「例えば、自分の20年前の写真がネットで手に入ればうれしいはず」。思い出に深く刻まれる写真というツールを使って、人生を豊かにする総合的なウェブサービスを提供することが同社の目標だ。

同社と契約するプロカメラマンが、マラソン大会で参加者を撮影

同社と契約するプロカメラマンが、マラソン大会で参加者を撮影

Onepoint

4000万枚の写真を支えるシステム

 現在、同社がストックする写真の枚数は4000万枚にのぼる。会社の成長とともに撮影枚数も加速度的に増えていく。ネット販売を支えるシステムの構築は今後ますます重要になり、手間も増していくはずだが、同社は「システム開発の外部委託は行わず、あくまでも自社で開発する」方針。将来起こりうることを予測した、柔軟なシステムを作るためには、社内開発体制が不可欠と考えてのこと。10年前、20年前のイベント写真でも参加者が欲しがれば手に入るシステムの構築を目指し、総勢8人のシステムエンジニアが奮闘している。


掲載日:2009年2月12日

ITサービス業東京都

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