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元気印中小企業


研究開発に邁進するレーザー装置メーカー[メガオプト]

内田保雄社長

内田保雄社長

会社名 (株)メガオプト
代表者 内田保雄社長
業種 全固体レーザー、ファイバーレーザー、周辺機器の研究開発・製造・販売
所在地 埼玉県和光市南2-3-13 和光理研インキュベーションプラザ301
電話 048-469-3377

理化学研究所のシーズ生かし新たなレーザー市場開拓

 メガオプトは理化学研究所(理研)発ベンチャーの第1号認定企業として96年に設立した。全固体レーザーやファイバーレーザーなどレーザー関連装置を開発、製造、販売している。「21世紀の新しい光産業の創造」を目指し、医療、半導体、自動車、通信など幅広い産業界、さらに基礎科学分野での市場開拓を加速している。主な事業分野は、基礎研究分野と産業用分野。基礎研究分野では、これまで理研が保有する特許や技術などのシーズを生かした開発を手がけてきた。
 その一つが「レーザーガイドスター」システム。ハワイ島のマウナケア山頂にある国立天文台ハワイ測候所の「すばる望遠鏡」に搭載された。大気の揺らぎを補正し天体の高精度な観測を可能にしている。
 一方、宇宙から地球の環境観測をとらえようというプロジェクトにも、同社のレーザー技術が生かされようとしている。現在、建設中の国際宇宙ステーションの日本の実験棟である「きぼう」から、地球の雲など大気の様子をモニターし、地球温暖化のメカニズム解明に役立てるのが狙い。理研のレーザープロジェクトとしてスタートしているが、この研究リーダーとして理学博士でもある和田智之会長が参加している。

資本提携で経営基盤強化

 こうした基礎科学分野での高度なレーザー技術に対して、産業界からの関心が年々高まっている。同社としても、事業規模の拡大、経営基盤の強化を図るうえで、産業用分野の事業強化が不可欠だった。
 この中で08年10月にレーザーマーカー装置メーカーであるSUNXと資本・業務提携し、レーザービジネスの拡大に乗り出した。SUNXがメガオプトの筆頭株主となった。SUNXのレーザーマーカー装置に、メガオプトのグリーンレーザーを組み込む。製品の低コスト化、共同開発に技術力の向上など、両社にとってのメリットも大きい。メガオプトにとっても大口のOEM供給先を確保することになり、産業用事業を軌道に乗せる好機をつかんだといえる。
 メガオプトは「Win-Winの関係を築くことが重要」(内田保雄社長)としており、今後も他社との業務提携、共同研究などのアライアンスを進める考え。このほか新開発のレーザー装置のOEM供給も検討している。
 09年に入り、最近の世界的な景気の低迷が深刻化しているが、同社では、国内および米国など内外の展示会や学会に積極的に参加し、ビジネスチャンスの開拓を進めている。「産業用など民間需要の動向が心配されるが、当社は開発会社。どんな時代にあっても開発の手は緩めない」(内田社長)と力強い。

パルスレーザー装置

パルスレーザー装置

Onepoint

実力派ベンチャー登場

 メガオプトはレーザーの研究者である和田智之会長(前社長)と、ベンチャー企業育成で実績のある内田保雄社長(06年就任)の2トップ体制。SUNXとの提携は、この両輪が大きく動きだした現れとみられる。もともと基礎研究分野では高い評価を受けてきた実力派ベンチャーだが、設立10年余りを経て、ようやく産業分野でのビジネスが飛躍しようとしている。温存している新製品アイデアも多いだけに、医療、バイオテクノロジー、宇宙など次代を拓く先端産業分野での事業展開が注目される。


掲載日:2009年1月21日

ベンチャー埼玉県製造業

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