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元気印中小企業


製品を守るモノづくりを展開[いわき]

相沢茂社長

相沢茂社長

会社名 (株)いわき
代表者 相沢茂社長
業種 各種容器の製造
所在地 埼玉県川口市戸塚東2-33-33
電話 048-295-3811

 ユーザーのモノづくりを支える名脇役—。いわきは電子部品や精密機器などを保管、運搬するための各種容器を製造する。設計から金型製作、成形までの一貫生産体制を構築し、製造現場に欠かせない製品を供給してきた。

車載部品用トレーで需要を取り込む

 同社は真空成形と射出成形の両成形法のノウハウを持ち、各種容器を生産している。金型から製作できるのが大きな強みで、真空成形用の金型であれば最短3日間で加工する。ユーザーごとの要望に応じた容器の製造はもちろん、規格品も展開。集積回路(IC)用や携帯電話のレンズ用など幅広く供給する。1年ほど前からは、自動車部品用プラスチックトレーの生産に乗り出した。
 自動車部品は従来、小型のコンテナに発泡スチロールを敷いて部品を収納することが多かった。しかし発泡スチロールは、部品に付着した油が染みこむと汚れて強度が低下する。保管や輸送で問題となり、自動車メーカーでプラスチックトレーへの転換需要が高まっていた。
 そこで同社は培ってきたノウハウを応用。部品の小型化や軽量化も追い風に、厚いプラスチック素材を利用することで強度を高めて製品化した。ドアミラーの筐体やテールランプ、ブレーキパッドなど、さまざまな部品に対応するプラスチックトレーを供給する。また緩衝性を持たせたポリエチレン素材を利用したトレーの導入も進めている。相沢茂社長は「多品種小ロット生産のため、部品メーカーと試作段階からかかわり食い込めている」と話す。すでに15社程度と取引が始まっているという。

レンズ加工で容器製造のビジネス拡大

 一方、同社は非球面ガラスレンズ加工も手掛け、量産前の試作や研究開発などユーザーからのニーズに対応する。容器の製造とは全く異なる分野だが、好影響を生んでいる。レンズ内に曲率の異なる非球面を形成させるには、金型の精度や表面処理など非常に難度の高い技術が必要だ。こうした精密加工に対応できることで、顧客に会社の技術力が認められ、「容器製造のビジネス拡大につながっている」(相沢社長)という。
 多品種小ロットの一貫生産体制で、ユーザーの製品を守る各種容器を供給してきたいわき。現在は次世代の半導体ICチップ用トレーの製品化を進めている。ホコリやチリなどからICチップを守る必要があるため、ハードルの高い開発になりそうだ。ただ手掛けている容器メーカーはまだないようで、「規格化できれば一気に浸透する」(同)とみる。また各種容器の供給拡大を狙うには、生産ライン向けの採用を増やすことが必要不可欠になる。保管や運搬の用途だけでなく、これまで以上に自動機に対応した製品の供給に力を入れる方針だ。

自動機対応のトレー(左)と非球面ガラスレンズ(右)

自動機対応のトレー(左)と非球面ガラスレンズ(右)

Onepoint

顧客の開拓は展示会から

 いわきがビジネスチャンスととらえているのが展示会だ。通常の営業活動では、なかなか顧客との接点を持つことは難しい。積極的に出展することで、多くの関係者に製品や技術力をアピールしている。さまざまな業種のユーザーに各種容器を供給できた理由がここにある。経済情勢が不透明な中で、相沢社長は「今のうちに接点を作ることが重要。景気が上向いた時に容器の量産や新製品用の金型製作につながる」と強調する。今後も2か月に1回のペースで出展したい考えだ。


掲載日:2008年12月 3日

埼玉県自動車部品製造業

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