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元気印中小企業


産学連携で健康食品素材を研究開発[エコサンテ物産]

新井行雄社長

新井行雄社長

会社名 (有)エコサンテ物産
代表者 新井行雄社長
業種 健康食品
所在地 東京都江東区富岡1-23-17
電話 03-5621-1122

公的支援を活用

 欧米風の食生活により日本人の大腸がん罹患数は増加傾向にある。食品ベンチャーである同社は、ES大豆発酵生産物の食品研究開発と、同生産物を活用した健康食品「エコサンテ液」の販売を手掛けている。ES大豆発酵生産物とは、大豆の栄養をもとにした乳酸菌の発酵作用を応用した液体。大腸がん細胞の増殖抑制効果やピロリ菌・食中毒菌に対する抗菌作用がある。がん細胞に直接作用し、 正常な細胞に及ぼす影響も少ないのが特長だという。
 健康食品のイメージは必ずしも良いとはいえない。そこで新井行雄社長は公的評価と効能の科学的な裏づけを得ることで信頼を獲得し、ブランド力につなげることに力を注いでいる。04年に中小企業創造活動促進法に認定、中小企業総合事業団(現・中小企業基盤整備機構)の新事業開拓助成金交付事業に採択された。健康食品分野でこうした評価を受けるのは難しいが、「高いハードルを越えてこそ他と差別化できる」と積極的に挑戦してきた。
 05年には筑波大学と共同でES大豆発酵生産物の生理活性・機能性に関する共同研究を開始。大腸がん細胞の増殖抑制効果を実証した。06年末には食品化学専門誌に、同大学の共同研究者でもある礒田博子教授(当時・准教授)らとともに論文を発表。ピロリ菌やMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、病原性大腸菌O-157に関しても東邦大学医学部薬理学教室が殺菌力を実証した。

営業にも注力

 公の認定を受けると信頼性・社会認知度が上がる一方で営業面などでの法遵守が強く求められる。販売面では足かせになることもあるが「企業としての高い道徳心を育むことに大いに役立つ」と新井社長は姿勢を崩さない。
 04年、研究の進展に伴いエコサンテ液の販売を一時停止。以後は科学的根拠を得るための研究開発が中心で、営業活動は後手に回っていた。05・06年度には研究の独自性が評価され、東京都中小企業振興公社の市場開拓助成を受けた。展示会などでのPRを進めるなど市場開拓に着手しており、08年から本格的に事業化を開始。個別の健康相談に応じている中小薬局・薬店を中心に販売に乗り出す考えだ。2012年には1万人の顧客獲得を目指し、特定保健用食品認定取得も視野に入れている。食品保存や化粧品分野などへのES大豆発酵生産物の活用可能性も探っているところだ。

ES大豆発酵生産物を活用した健康食品「エコサンテ液」

ES大豆発酵生産物を活用した健康食品「エコサンテ液」

Onepoint

心が大切

 同社には、「清く・正しく・美しく…」で始まる「心得十か条」がある。競争に夢中になっていたという新井社長に「一つのことを成し遂げるには『心』がないといけない」と気づかせてくれたという友人の言葉を基にしている。
 新井社長が起業し、大豆発酵機能性食品の研究開発に着手したのは92年のこと。自信をもってエコサンテ液を販売するために、時間を掛けて「正しいこと」を追い求めてきた新井社長の姿勢の表れといえる。


掲載日:2008年11月26日

健康・安全東京都製造業

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