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元気印中小企業


非鉄金属の鋼材販売・加工で急成長[オーファ]

細川寿二社長

細川寿二社長

会社名 (株)オーファ
代表者 細川寿二社長
業種 チタン、ステンレス、アルミニウムなど非鉄金属、および加工製品の製造・販売とそれに付属する一切の業務
所在地 千葉県浦安市鉄鋼通3-1-11
電話 047-306-4500

ニッチ市場狙いでニーズを発掘

 オーファはチタン、ステンレスなど非鉄金属の鋼材販売および加工を手がけている。2輪のモータースポーツ向けを中心としたファブレスながら、06年からはオリジナル商品を展開。機動力を生かして小ロットのニーズに対応する差別化で実績を重ね、01年の創業から6年で売上高10億円を超す企業にまで急成長させた。さらに08年には電力中央研究所からライセンス取得してチタンの表面処理事業に進出し、欧米市場への展開も視野に入れるなどチームワークを生かした全員参加型の経営で事業拡大を目指している。
 細川寿二社長は10年近く営業担当として勤めていたモリ工業から01年に独立して創業した。同社の強みはニッチ市場ねらいで顧客の声に耳を傾け、ニーズを発掘する機動力にある。まず、目をつけたのがモータースポーツ向けチタン製パイプの小ロット販売だった。当時は大量ロット取引のみで小ロットに対応する企業はなく、材料の入手が困難であった。またチタン加工に関しても、加工技術が整っておらず、加工は高価というイメージがあって扱う業者はほとんどいないという中での挑戦だった。
 当初は苦戦続きだったが、口コミで販売先が拡がり、一件ずつ実績を重ねた。それも単にパイプを提供するにとどまらず提案型の営業に努め、二輪用のエキゾーストパイプとして使う際に必要な付属部品なども開発して販売。委託加工先とは連携して情報を共有するなど一体感を深め、顧客ニーズに沿った製品提供に汗を流した。大ロットで取引されるチタンパイプの肉厚は2ミリメートル以上。これに対し、同社は車、バイクのエキゾーストや化学プラントの熱交換機に使われる同1ミリメートルと薄板の素材を在庫して存在感を発揮した。製品開発や新素材提案から切断や配達など敏速で細やかな対応により顧客の信用を得て、03年度に3億円だった売上高は、07年度には13億円にまで増えた。

表面処理事業に進出

 さらに同社は電中研からライセンス取得したチタン表面改質技術「フレッシュ・グリーン」の製造拠点を鈴鹿デリバリーセンター(三重県鈴鹿市)に整えて表面処理事業に乗り出した。この技術はチタンの表面に酸化と炭化を同時に処理し、皮膜をつくることで強度や耐食性に優れて軽量というチタンの特徴を生かしつつ、弱点だった表面の硬度や耐摩耗性を高める技術。一般的にチタンはステンレスに比べ比重が約40%軽く、燃費向上につながる。半面、ネジの接合部分などでは焼き付きなどが起きてしまうため利用範囲が限られる。そこで同技術を活用し、表面処理事業に挑戦しようという計画。航空機、電子機器、医療関係製品、スポーツ用品への採用を期待しており、2、3年後には欧州への拠点展開も計画している。

チタン製品

チタン製品

Onepoint

チームワークが急成長を生む

 細川社長はもともとラグビーの選手。団体戦の経験からモットーは「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」(一人は皆のために、皆は一人のために)。チームワークを大切にし、自らも他人から支えられていることを常に感謝し、仲間を大切にする気持ちを忘れない。急成長は社員一丸となった商品開発を進めてきたからこそ。チタン製のラクロスシャフトを開発し、ラクロスの普及に力を注ぐなど社会貢献活動にも意欲を燃やす同社。人の役に立つ仕事を求めて奔走し、汗をかくことをいとわない。


掲載日:2008年11月 5日

加工千葉県表面処理製造業

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