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元気印中小企業


抜き加工のトータルソリューションを展開[高橋型精]

高橋光広社長

高橋光広社長

会社名 (株)高橋型精
代表者 高橋光広社長
業種 抜き型製造
所在地 山形市蔵王松ケ丘1-1-35
電話 023-695-3311

新しい技術を提案

 「常に新しいモノを開発していく。これが成長を持続していくための唯一の手段」。高橋型精の高橋光広社長は抜き型(刃型)メーカーとして今後の歩む方向性をこう示す。1943年(昭18)創業の同社は常に世の中にないものを顧客に提案していくことに力を注いでいる。中小企業庁の08年版「元気なモノ作り中小企業300社」にも選ばれた。
 これまで抜き型による加工は、パッケージなどに使われる板紙、プラスチック板などが主な対象だったが、近年は液晶テレビなどに使われる液晶用フィルム加工にも用いられている。高橋型精はさまざまな顧客のニーズに対応するため独自に技術を磨いてきた。液晶用フィルム加工では、型の合板中間層に樹脂を注入し、刃物を固定。刃物の動きを少なくすることで、加工の精度を高める抜き型「レジンキャストダイ」を開発した。すでに大型の液晶ディスプレー、フィルムの抜き型として「国内外で導入されている」(高橋社長)。常に新しい技術を顧客に提案していくことが同社の基本スタンスだ。こうした技術提案力を背景に、今期(09年1月期)の売上高は前期より増収を見込んでいる。

高精度の追求

 トータルソリューションの一環として、現在同社は、機能性フィルムなどを、抜き型で高精度に外形裁断するシステムの事業化を目指している。薄型ディスプレーは大型化するにつれ、抜き型の反りや不均一なプレスが原因でフィルムの高精度成形が難しくなる。その解決策として、抜き型の数カ所にセンサーを取り付け、それぞれにかかる圧力を数値化するシステム「平行度測定補正システム」を開発した。これまで経験などに頼っていた精度を追求する調整具合をパソコン上で数値化。「数値で管理が行えるのがポイント」(高橋社長)という。
 同システムの開発では、中小企業基盤整備機構の06年度「中小企業・ベンチャー挑戦支援事業」の認定も受けた。現在、各種の実証試験による加工データを蓄積しており、今後プレス加工業者への測定・調整サービス事業に本格的に乗り出すとともに、平行度測定補正システムの販売を09年にも予定している。
 顧客の効率化の推進に向けては、日用品などの商品を立体的な形状で陳列するブリスターパックのフック穴部分の抜きカスを自動で排出する独自の抜き型も開発した。プレス機などによる抜きと同時に製品と抜きカスを容易に分別できるのが特徴。プレスを行うたびに抜きカスと刃物が連結した箱内部に収まる。「自動排出の抜き型はさらに認知度を上げていく」(髙橋社長)としている。
 高精度の追求—。顧客の要望に技術力で応える高橋型精。高精度の抜き型を生かすには、プレス機など機械の精度もとらえる必要性が求められてきた。最終製品の精度を保つため、機械メーカーなど幅広い連携にも力を入れる方針だ。

平行度測定補正システム

平行度測定補正システム

Onepoint

次なる素材も視野に

 中小企業庁の「元気なモノ作り中小企業300社」の認定を受けて、「技術人材の確保が進んだ」(高橋社長)という。設計からレーザーカット、刃入れ作業、試抜きプレス、寸法測定まですべてを社内で手がけるのが髙橋型精の強みでもある。高精度の追求に向けて、クリーンルームも持つ。材料の保管、試抜き作業、寸法精度は自社クリーンルーム内で行える。時代の変化とともに刃型で「抜く」素材も多様化している。人材の拡充で次なる素材への挑戦も視野に入る。


掲載日:2008年10月29日

加工山形県製造業

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