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元気印中小企業


顧客の要望をクリアしてイノベーション企業に[マコー]

松原幸人社長

松原幸人社長

会社名 マコー(株)
代表者 松原幸人社長
業種 表面処理加工
所在地 新潟県長岡市石動町字金輪525
電話 0258-47-1729

表面処理のパイオニア

 広い産業分野の部品・材料の表面処理技術として、マコーは「ウェットブラスト工法と専用装置」を展開している。独自開発によるウェットブラスト技術は、水と数マイクロメートルから数十マイクロメートルの微粒子を均一撹拌したスラリーと呼ばれる液体を、圧縮した空気によりワークに高圧噴射する。
 これにより、ワークの汚れや油分を完全洗浄し、微細なバリ除去や複雑形状など、機能性を高める表面処理が実行できる。自動車部品からプリント基板、樹脂フィルム、超硬チップ工具など多岐にわたって実用化されている。

独自技術を浸透

  83年の創業以来、マコーは独自技術であるウェットブラスト工法を国内に浸透させて業績を伸ばしてきた。「国内でウェットブラストができるのは数社しかない」と松原幸人社長はいう。5年連続の増収で、07年9月期の売上高は22億3000万円。08年9月期は25億円、2010年9月期は30億円を計画している。
 同社のウェットブラストは、自動車の防振ゴム金具の表面処理分野で国内自動車メーカーの9割のシェアを誇る。油や異物の完全除去と、表面を梨地に処理するため、メッキしやすく高品質に仕上がる。
 従来のドライショットブラストでは、油や異物の除去とブラストの2工程が必要で粉塵も出る。汚れや粒子の食い込みが残る可能性がある。ウェットブラストは1工程のため、低コストで粉塵が出ず作業環境も良好。汚れや粒子の食い込みが残らない。
 ウォータージェットでは、強パワーによりワークの変形や薬品を混入する必要がある。ウェットブラストは微粒子と水をエアで噴射するため変形がなく、混合するのは脱脂剤と防錆剤のみ。濾過装置によりリユースができ、環境負荷が少ないのも特徴だ。
  経営面での強みは、ファブレス企業という点だ。「製造の負荷が少ないため、技術開発や設計、アフターサービスに注力できる。重要な部分はブラックボックス化して製造している」と松原社長。自社で作っているのはポンプ、配管などのウレタンゴム製品と、治具、ガンボディー、ノズルなど型焼結によるセラミックス製品。両製品ともウェットブラストを使って、長寿命と耐摩耗性を実現した。
 もう一つの独自性は、顧客と直取引だ。「顧客の生の情報やニーズが入り、早急に改良できることだ」と松原社長。顧客のクレームをクリアして初めて技術が進化するとともに、取引が継続する好循環につながっている。

自動車部品のウェットブラスト装置ライン

自動車部品のウェットブラスト装置ライン

Onepoint

イノベーションで価値創造

  今後の課題は、同技術を「環境対応型に進化させる」ことだ。コンプレッサーやガンノズルの効率を良くしてランニングコストを半分にする一方、廃棄物のリデュース、リユース、リサイクルを進めてゼロエミッションを目指す。
 顧客の要望をクリアしてイノベーション企業として、付加価値をどう作り出すかにまい進する。9月には新本社工場を完成する予定で、表面処理技術にますます磨きをかける。


掲載日:2008年8月 6日

新潟県表面処理製造業

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