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元気印中小企業


常識を覆し、おつまみ市場に新風[壮関]

関雅樹社長

関雅樹社長

会社名 (株)壮関
代表者 関雅樹社長
業種 食品加工業
所在地 栃木県矢板市こぶし台4-1
電話 0287-48-3301

オリジナルにこだわり、信念を貫く

 「他社と同じことはしないこと」。壮関の関雅樹社長に会社が元気な理由を問うと、こうさらりと言う。96年当時、乾き物が主流だったおつまみ市場に生タイプの「茎わかめ」を投入し、定番商品に育て上げた自信が言わせる言葉でもある。現在の国内シェアは約90%。スーパーやコンビニに並ぶ大手メーカーの茎わかめ商品、実は中身のほとんどは同社が生産したものだ。
 道のりは険しかった。発売当初、いくらスーパーに売り込んでも返事のほとんどは「考えておく」。だが、ある地方スーパーの売り場で変化が起きた。「リピーターが増え、数は少ないがコンスタントに売れ続けた。やっと手応えをつかんだ」と関社長。人気に火が付いたのは発売から3年後、コンビニで扱うようになってからだ。
 「食感がよく、おいしく、体にもよいのに売れないはずがない。絶対に売れるという確信があった」と当時を振り返る。とはいえブームが訪れてはあっという間に去ってしまう市場において、生半可な決意では定番商品には育てられない。実際、失敗したら会社はないという状況だった。成功はオリジナルにこだわり、信念を貫いた結果でもある。

信頼を積み上げ、OEMで全国展開

 こだわりは品質にもある。工場の温度・湿度の管理はもとより、部屋の気圧差を利用してホコリなどの侵入を防ぐといった工夫をこらし、05年に海藻類では国内初となる食品衛生管理の国際基準(HACCP)の認証を取得した。工場だけでなく、輸送中もコンピューターで管理している。安心・安全のためには投資を惜しまない。
 現在、約70%がOEM(相手先ブランド)。それだけにこうした姿勢が取引先の信頼を支える。さらに「メーカー、販売チェーンとの連合体制を確立しており、新商品を一気に全国展開できる。最新情報を収集して研究開発に生かせるのも強みだ」。壮関ブランドで限定商品を投入し、好評であればOEMで全国展開するといった好循環を形成している。
 96年当時、2億円に満たなかった売上高は07年に27億円まで急伸し、30億円の大台に手が届くところまできた。だが、原材料高が食品業界を直撃し、先行き不透明感が増している。それでも関社長に悲観する様子はない。「厳しいが正面から向き合って新たな戦略を練る。このアゲンストの風は強烈なフォローの風となって吹く。なぜなら、まじめに取り組んでいる会社だけが生き残る時代となるからだ。ある意味、日本がデフレを脱却するいい機会だとも思う」。商品にこだわり、自らを信じて追求する姿勢、何より逆の発想で市場を切り開こうとするベンチャースピリットこそが原動力となっている。

「茎わかめ」を定番商品に育てた

「茎わかめ」を定番商品に育てた

Onepoint

逆の発想で勝機を見いだす

 壮関が生んだもうひとつのヒット商品が「種抜き干し梅」だ。梅干しには種があるといった常識を覆し、定番商品となった。これらの商品の味付け、決め手は関社長の“舌”。自ら調味料の配合を細かく指示し、試作品の一つひとつを味見している。
 そして新たに仕掛けようとしているのがシマアジ、ちりめんじゃこを使ったおつまみ。もうひとつ、「種抜きが定番になった今、しょっぱく、酸っぱく、もっとカリカリの梅を投入しようと思っている」。再び逆を狙っている。


掲載日:2008年7月23日

健康・安全栃木県製造業

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