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元気印中小企業


精密ダイカスト技術を追求し、顧客の立場でモノづくり[菊和]

菊池順一社長

菊池順一社長

会社名 (株)菊和
代表者 菊池順一社長
業種 自動車・自動車部品
所在地 東京都板橋区常盤台1-36-16
電話 03-3968-4181

 菊和はアルミ、亜鉛精密ダイカスト部品の製造とダイカスト用金型の設計・製造を行っている。2輪・4輪車用部品をはじめ、弱電部品(音響機器、電子、電気機器、情報通信機器)、精密機械部品、建築金物などを主に手掛けている。菊池順一社長が「74年の創業以来、一度も赤字になったことがない」と強調するように、安定した業績を続けている。

海外進出で飛躍

 同社は日本国内とタイに生産拠点を構え、近年はタイ工場の生産が急拡大している。タイでは主要顧客の日系自動車メーカーの進出に伴って、91年に生産子会社「タイ・キクワ」を設立した。現在は2輪・4輪車用のエンジンブロック、シートベルトの巻き取り金具などを生産している。
 国内では機械加工以降の後工程は行っていないが、タイ工場はダイカスト部品の鋳造から表面処理、機械加工、仕上げ、検査と一貫生産が行えることが強みだ。ここ5年間は、国内よりもタイでの受注の方が増えてきている。
 そのため生産増強を目的に、06年8月にバンコク郊外のアマタナコーン工業団地で約3万3000平方メートルの土地を購入した。同じ工業団地内の既存の「第1工場」に続く生産拠点で、「第2工場」として07年4月に稼働した。これにより第1工場では鋳造、表面処理を行い、第2工場は機械加工など後工程を担当。24時間の稼働が可能で、現地での需要拡大を受けて増産を図っている。

顧客の要求を100%満たす

  また、タイ工場では新規設備として「スクイズマシン」を新規導入する予定だ。同設備は、ダイカスト部品の不良である鬆(す)が入らないようにするもので、今以上に高品質で高強度な部品が提供できるようになる。
 さらに海外の顧客を取り込むために、08年1月に自社のホームページ(HP)をリニューアルして、英語版を新たに追加した。すぐにプレゼンテーションができるように、英語版資料もデータ化した。その効果から「最近ではトルコやドイツからの引き合いも増えている」(菊池社長)とし、これら受注増分はタイ工場で対応する。
 一方、日本国内では、周辺環境や規制などの問題から生産体制の増強が難しくなっている。このため、今後は国内では技術開発と少量生産に力を注ぎ、量産はタイが担当するようにする。さらに、タイだけではなく、将来有望な新興工業国に生産拠点を作るということも視野に入れている。
 同社は現在、日本国内だけの売上高が約20億円で、タイ工場は約20億バーツ(約60億円)に上る。今後3年以内には、全売上高で100億円企業を目指す。「新しいモノづくりにチャレンジするには、5年後を見据えてやっていかなければならない」とし、菊池社長は事業拡大に意欲を見せる。

茨城工場の風景

茨城工場の風景

Onepoint

人材のレベルアップに注力

 菊和が現在、力を入れているのが人材の強化。ダイカスト部品の要求品質が上がるなか、それをクリアするには、まず人材のレベルアップが欠かせない。新たな新興国への工場進出などを考えると、語学力などグローバル化に対応できる人材も必要になる。
 また「縦横無尽に動けて営業力ある人材を確保する」(菊池社長)とし、国内で積極採用に出ている。一方、タイでは「CAD/CAM(コンピューター利用設計・製造)が使いこなせる人材を育てる」(同)。こうした人材の厚みが事業拡大の原動力となる。


掲載日:2008年6月 4日

東京都海外展開精密部品自動車部品製造業金型電子部品

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