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元気印中小企業


液晶フィルムの巻き取り製品で飛躍[千代田興業]

瀬田川雅俊社長

瀬田川雅俊社長

会社名 千代田興業(株)
代表者 瀬田川雅俊社長
業種 機械部品商社
所在地 大阪市北区梅田2の1の24
電話 06-6341-8751

 千代田興業は産業用機器の専門商社。液晶用光学フィルムの高精度巻き取り芯(コア)とロールを主体に、コア搬送用物流機器も取り扱う。このほかに水処理装置部品をはじめとする環境関連、ボールベアリング保持器も扱っている。

大手の増産を背景に業績拡大

 業績をけん引しているのは、液晶フィルム向けをはじめとするコア製品や搬送用架台。同社の納入先には日東電工やコニカミノルタホールディングス、東レ、帝人などの化学・繊維大手が名を連ねる。シャープが大阪湾岸の堺市に最新の液晶パネル工場を着工するなど液晶産業の増産にともない、フィルムの需要も伸びている。フィルムを巻き取るコアや搬送架台の需要も伸び、千代田興業の好業績につながっている。07年3月期の売上高は52億円。2013年3月期は70億円前後に増やす計画だ。
 液晶パネルは第7世代、第8世代、第10世代と大型化が進み、品質要求がどんどん厳しくなっている。大型になればフィルムの重量も増大、搬送用架台も強度を増したものが不可欠になる。これまでのアルミニウム製が鉄製に置き換わり、加えてトラックなどでの輸送中に振動で破損しないよう、多くの工夫が必要。こうした設計対応が、競争の激しい液晶関連業界にあって、同社の成長を支えている。

水処理装置市場を開拓

 売り上げのうちで、液晶関連の占める比率は約7割。アナログ放送の廃止にともなう買い替え需要と、北京オリンピックにともなう観戦需要などによって液晶関連は当面、高成長が見込める。ただ、その先になると反動の落ち込みが心配されるのも事実。このため液晶関連に続く柱として、水処理用部品をはじめとする環境関連分野を、積極育成していく方針だ。
 水処理装置市場は中東での海水淡水化装置をはじめ、浄水確保に悩む中国の水処理装置向け需要など今後の伸びが期待できる。同分野で世界的シェアを誇る東レやコニカミノルタ、帝人など化学大手に、現時点から営業関係があるのが強み。水処理装置市場の伸びに沿って、関連商品を増やしていく計画だ。
 主な柱は集水管。海水からつくった淡水、高度浄化水、半導体用の超純水などにコアやラミネーターで培った加工技術やパイプ成形技術が活用できるという。一度に大量の水を処理する海水淡水化装置などでは、パイプも水圧に耐える強じんなものが必要。このほかに品質管理も決め手になる。
 海外展開ではベアリング関係のインドネシアの子会社に続き、07年に韓国・ソウル市内に支店を開設した。シャープ向けをはじめとする国内液晶関連に加え、新たにサムソングループからも受注を狙う。国内客を相手に培った高品質とメンテナンス体制を武器に、先行きの拡販に自信をみせる。

インドネシア工場、海外に積極展開している

インドネシア工場、海外に積極展開している

Onepoint

環境関連の育成に力

 高精度巻き取り芯(コア)をはじめとする産業用機器が柱。もとは紡糸など繊維向けが中心だったが、国内繊維メーカーが生産品を繊維から合成化学、液晶フィルムなどへシフトするのにともない、同社の製品もハイテク系にシフト。シャープや韓国・三星に納入する日東電工をはじめ、旭化成やコニカミノルタグループ、富士フイルムなど主要大手に営業パイプを持つのが強みだ。液晶産業の好調により現在は液晶フィルム関連の比率が高いが、将来の柱に環境関連を積極育成。5年後、2割以上の構成比を目指している。


掲載日:2008年2月27日

大阪府 海外展開液晶環境製造業

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