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元気印中小企業


金型パーツをタイムリーに提供[コニープラス]

小谷美彦社長

小谷美彦社長

会社名 (株)コニープラス
代表者 小谷美彦社長
業種 精密プラスチック用金型部品製造
所在地 福岡県大野城市大池2-26-1
電話 092-503-7983

仕事全体のマネジメントを徹底

 コニープラスは精密プラスチック用金型部品製造を手掛ける。旋盤加工や研磨切削、外注管理や工場運営など金型製作の一通りの仕事を身につけ、小谷美彦社長がコニープラスを創業したのは31歳の時。思い切って会社をつくったが、技術のことはわかっても営業や経営は未知の分野。「機械の買い方や手形の割り方も知らなかった」と振り返る。だが苦労を苦労と感じることはなかったという。理由は「仕事をした分だけしっかり売り上げに結びついた」から。おかげで人材確保や設備投資もできたという。
 1988年の創業以来、半導体設備機器や弱電、車載用コネクター部品を製造してきた。市場の縮小などで、現在のメーンは半導体とコネクター用金型。同社がつくる金型は手のひらサイズで、300ミリメートル以下の金型が主。受注があると、データから図面を起こし治具までつくり加工する。
 小谷社長が現場に徹底しているのは品質や精度、納期、コストだけでなく全体のマネジメントを考えるということだ。大手企業のように分業と交代で稼働させ社員に無理をさせても品質が保てない。そのため各技術者が仕事をマネジメントできた方がより高い精度と品質が提供できるという。
 金型は製品をつくるのに欠かせない要素。ミクロン単位の精度が求められる。取引先のニーズに応える技術とタイムリーに製品を届ける体制で取引先の支持を得てきた。08年夏には創業20周年を迎える。

技術で世界と勝負

 全技術者に占める経験者の割合は3分の1。「素人が入社してくれた方がいい」と小谷社長は断言する。素人だと教育に時間はかかるが「コニープラス色に染まってくれるから」と打ち明ける。素人でスタートした従業員は年を追うごとに成長し何もいわなくても仕事を任せられる技術者になる。「今の環境とメンバーがベスト」と胸を張る。
 だが技術者が努力していくら高品質・高精度の製品を提供しても、低賃金・低コストで製品を提供できる中国や韓国の台頭は日本の中小企業にとって脅威。「日本の強みは品質管理。世界に負けない技術で勝負していきたい」と気を引き締める。
 新しい設備を導入したり未知の分野への挑戦は大変だが「やらなければ未来はない」と小谷社長は指摘する。金型制作では技術は共通でも、いつも「新しいものをつくることを求められる」からだ。
 今後の金型製作のキーワードは「ナノ(ナノは10億分の1)のコントロール」。1ミリメートル四方の面を磨き上げる技術やナノレベルの線を刻める技術など新しい分野への挑戦を検討する。08年度中には他の機関と連携し研究開発に着手する予定だ。

製造のメーンは300ミリメートル以下の精密プラスチック用金型部品

製造のメーンは300ミリメートル以下の精密プラスチック用金型部品

Onepoint

若い力が原動力

 コニープラスは社員15人の小さな会社だが、その大きな原動力となっているのが若手技術者たちだ。小谷社長の願い通り、ものづくりの世界に飛び込んだ若手たちは時に失敗を重ねながら着実に技術を習得していっている。現場には活力がみなぎる。「面白いと感じるのは寸法通りにいったとき」「つくったものが形になったときうれしい」といったように仕事を楽しそうに語る若手ばかりだ。日本のものづくりの次代の担い手として今後の活躍に期待したい。


掲載日:2008年2月20日

福岡県製造業金型

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