本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


自動車の高機能化をサポート[イイダ産業]

飯田耕介社長

飯田耕介社長

会社名 イイダ産業(株)
代表者 飯田耕介社長
業種 自動車・自動車部品
所在地 愛知県稲沢市北麻績町沼1の5
電話 0587-36-5781

高剛性補充材が期待の星

 イイダ産業はゴムや樹脂を用いた自動車用の防音材、制振材、鋼板補強材などの機能材料メーカー。自動車の軽量化や静粛性向上に対する要求が高まって需要が拡大、成長してきた。今後は剛性を高めつつ、軽量化が図れる高剛性補充材を中心に売り込む方針。市場開拓には信頼性が不可欠で、品質管理体制なども強化している。
 同社の機能材料は鋼板をプレス加工したボディー部品の中で、ゴムや樹脂を発泡させて空間を満たし、振動や音を吸収して低減する。新規受注に加え、モデルチェンジを機に使用点数が増え、受注が増加。このため第1工場(愛知県稲沢市)を拡張、延べ床面積を従来の3割増の8200平方メートルとした。設備も増強し1月初旬から鋼板補強材を増産した。今後は防音材や制振材も増産する。
 販売を強化している高剛性補充材はエポキシ樹脂が主な材料で、従来より薄い鋼板を使っても強度を確保できることから、自動車の軽量化に役立つ。同様の効果が期待できる高張力鋼板(ハイテン)を使うよりコストダウンが図れる。軽量化による燃費改善の要請が強いだけに「メリットを提案して採用にこぎつけたい」(飯田耕介社長)と意欲を見せる。
 信頼性を高めるために、品質管理体制の強化にも取り組んでいる。材料は樹脂ペレットと発泡剤、硬化剤などを配合して射出成形する。温度や湿度などが変化しても、いかに品質を安定して作るか。そのためのデータを蓄積、品質などの変化度合いを予測して、材料の配合割合や練り具合を調整する。こうしたシビアな管理によって品質確保を徹底している。

販路や用途を新規開拓

 今後は自動車メーカーとの取引だけでなく、自動車ディーラーや整備工場などへも販路を拡大する方針だ。機能材料を静粛性向上など車両改良を用途として販売しようとしており、一般の自動車ユーザーにどれだけアピールできるかがポイントだ。
 また自動車以外の用途として、工場の防音工事の需要開拓を本格化する。既存工場の機械設備に防音材を組み入れ、工場の騒音を低減するのが狙い。防音材の提供だけでなく、工場環境の測定から評価、施工まで請け負う体制を築く。「マーケティングの考えを導入して自ら仕掛けていきたい」(同)と力が入る。
 グローバル化する自動車メーカーを顧客としているだけに海外展開も積極的。これまで米国、中国、タイに生産拠点を展開している。今後は成長市場のインドにも進出する計画。それだけにグローバル人材の要請にも熱心で、インド進出に際してはタイの生産拠点のマンパワーの活用も検討しており、海外拠点の連携も強化していく方針だ。
 今後も新事業の開拓や海外事業の展開を積極化し、5年後の2013年4月期に売上高100億円(08年4月期見込み67億円)の大台乗せを狙っている。

販売強化する戦略製品の高剛性補充材

販売強化する戦略製品の高剛性補充材

Onepoint

基盤拡大へ果敢に挑戦

 グローバル競争を展開する日本の自動車産業をサプライヤーとして支える存在だけに、体質の強さは折り紙付き。加えて品質管理を徹底し、海外事業にも前向きな経営姿勢は、今後の成長の原動力となる。
 さらに主力の機能材料の新たな販路や用途を開拓するなど、自動車メーカー中心の取引にとどまることなく、事業発展の可能性を探る。自動車生産は高水準にあるものの、将来的には海外生産シフトに伴う空洞化懸念もはらむ。今から先を見越して新市場に挑む戦略も評価できる。


掲載日:2008年2月13日

愛知県自動車部品製造業

最近の記事


このページの先頭へ