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元気印中小企業


鹿児島発の世界企業[エルム]

宮原隆和社長

宮原隆和社長

会社名 (株)エルム
代表者 宮原隆和社長
業種 電気機械器具製造業
所在地 鹿児島県南さつま市加世田武田15248-11
電話 0993-53-6930

光ディスク修復装置で世界シェア90%

 エルムは00年にCDやDVDの読み取り面についた傷を修復する光ディスク修復装置を開発。現在、世界28カ国以上と取引して世界シェア90%以上を占める。
 市場のニーズに対応して全自動で50枚連続修復可能なECOMaster(エコマスター)や小型の半自動修復機ECOSenior(エコシニア)、手動修復機ECOSmart(エコスマート)とシリーズ化。さらに1分間に4枚修復できるという最速のECOSuper(エコスーパー)を07年7月に市場投入した。
 1980年に会社を設立。電子、機械、ソフトの3部門をコアに自社で試作から開発、製品化を一貫して展開してきた。会社設立の経営理念を宮原隆和社長は「下請けはしない。ジャパニーズスタンダードのモノづくりをする。そして鹿児島発ワールドスタンダードのモノづくり企業を目指す」と熱い思いを語る。 同社のある鹿児島県は畜産や食品産業などが盛んな農業県。光ディスク修復装置を世界で展開する同社はまさに鹿児島発ワールドスタンダードのモノづくり企業を実現した。
 モノづくりに妥協を許さず、情熱をもって顧客ニーズをいち早くとらえてきた同社。「お客さまが満足する以上のモノづくりで付加価値の高い製品を作る」(同)。常に「市場のニーズに100%ではなく、120%こたえてきた」(同)と強調する。これまでに農業・工業分野など多くの製品開発を手掛けた累計は100品目以上だ。

農工連携の先駆者

 南九州は農工連携において先進地域だ。とくに「農工連携の先駆者」といわれる同社のアグリビジネスの製品開発は目を見張る。90年に地元特産品であるキンカンの自動計量包装機を開発。この機械をもとに汎用型自動ネット包装機の量産タイプを完成した。さらに全自動オクラ選別ネット包装機などを開発した。
 最新ではラッキョウネット敷設・植え付け機を開発。同機は新しい栽培法によるラッキョウ栽培省力化装置。新栽培法は地中にネットを敷設し、その上にラッキョウの種球を植え付け、収穫時にはネットを掘り上げるものだ。「これまで農工連携は工業側が農業の技術革新を支えてきた。農業の法人化も加速している。今後いろいろな連携が出てくる」(宮原社長)という。
 同社の07年8月期の売上高は約12億円。そのうち農業関連売り上げは約1割。数年後は約3割を見込んでいる。斬新(ざんしん)な発想で製品開発する次なる展開に注目だ。ただ資源が乏しい日本で付加価値を生み出す産業は農業と工業しかない。「社会がモノづくりの重要性をもっと認識し、エンジニアを高評価することが肝心」(同)と断言する。モノづくりの面白さや楽しさを子供たちに伝える講演依頼には熱意と気迫が満ちるという。

光ディスク修復装置EDRシリーズ

光ディスク修復装置EDRシリーズ

Onepoint

エンジニアに高い評価を

 幅広くモノづくりを手掛けてきた同社について宮原社長は「ユニークな会社。モノづくりが好きな人にはたまらない会社だ」と笑みを浮かべる。バス1台程度が理想の会社だという。光ディスク修復装置を開発した同社の頭脳集団は07年8月に経済産業省の「第2回ものづくり日本大賞優秀賞」を受賞した。ゼロから高付加価値の製品を生み出すエンジニアの地位向上を大いに支持するとともにさらなる新製品開発に期待したい。


掲載日:2008年1月15日

海外展開製造業鹿児島県

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