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元気印中小企業


高硬度材料を低コストで加工[テオリック]

畠山貞三会長

畠山貞三会長

会社名 (株)テオリック
代表者 畠山貞三会長
業種 精密金型部品製造
所在地 大分県国東市国東町小原2534-1
電話 0978-72-3917

行程の集約化で低コスト化目指す

 携帯電話に代表されるように電気機器類は小型化、軽量化が進んでいる。製品サイクルは短縮傾向にあり、金型部品も短納期、低コストが一層求められるようになった。こうしたなか、精密金型部品製造のテオリックは大分県産業科学技術センターや大分県産業創造機構などとともに、加工が難しい高硬度材料について、低コストで切削加工できる技術の確立を目指している。
 具体的には複数の切削工具を備えた1台のマシニングセンター(MC)を使い、対象物を取り外さずに複数の工程を手がける工程の集約化に力を注ぐ。「変化の激しい時代の中だが08年の年度末までにはある程度のめどを立てたい」と畠山貞三会長は話す。
 同社はもともと大分市にある企業の子会社だった。親会社が金型事業から撤退するのを機に、当時工場長を務めていた畠山会長が事業を継承した。当初はICリードフレームやコネクターなど電子部品向け金型の製作に携わり、そこで培った技術をベースに事業を拡大してきた。

より高精度な仕事へと軸足

 現在の取引先は自動車関連や半導体関連など、本州の企業が中心。顧客からの信頼も厚いが「量産ツールである金型は中国、韓国勢の追い上げが激しい」と、畠山会長は危機感を隠さない。
 中国、韓国の企業が手を出せない量産手前の試作開発を大分でできないか−。そうした発想からより高精度な仕事へと軸足を移している。
 その拠点となるのが、07年9月に完成した「武蔵テクノロジーセンター」だ。JAの遊休施設(店舗と米倉庫)を買い取ったもので、瓦(かわら)屋根の和風の外観が目を引く。設備費用を含め、約1億4000万円を投じて整備した。
 外観とは裏腹に内部には最新の工作機械が並ぶ。そのうち一室は戦略的基盤技術高度化支援事業の研究対象機が設置してあり、加工室は常時22℃±0.5℃に温度管理されているという。
 本社工場にあったMC3台を移設したのに加え、今後拡大を見込む試作部品向けに5軸加工機を新たに導入した。もともと米倉庫だった建物は地盤が強固なため、切削加工において大敵となる振動を抑制するのに役立つ。また既存の土壁を利用したことで「周辺への騒音対策のための工事も最小限度に抑えられた」(秋国元専務)という。
 本格稼働後には「複雑な加工やセラミックスの加工などを積極的に受けていきたい」(同)と意欲を見せる。

徹底した温度管理がなされた加工現場(基盤技術高度化支援事業の研究対象機)

徹底した温度管理がなされた加工現場(基盤技術高度化支援事業の研究対象機)

Onepoint

モノづくりは人づくり

 同社は「モノづくりは人づくり」という考え方を経営の大きな柱に据える。それを実践するために取り組んでいるのが、「匠塾」と呼ばれる取り組みだ。機械加工に精通した外部の熟練技能者を講師に招き、製造現場の社員らが自分たちの仕事を見つめ直す時間を定期的に設けている。
 「当社の金型部品は組み立てがしやすいという評価を受けることが多い」と秋国専務。日々の地道な取り組みが高度な部品加工を実現し、顧客との信頼関係の構築につながっている。


掲載日:2007年12月19日

加工大分県製造業

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