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元気印中小企業


独自技術でシェアナンバーワン[生方製作所]

生方眞哉社長

生方眞哉社長

会社名 (株)生方製作所
代表者 生方眞哉社長
業種 電気機器・情報通信機器
所在地 名古屋市南区宝生町4の30
電話 052-612-3333

安全・安心に貢献

 生方製作所はエアコンの制御に使われる「バイメタルスイッチ」や、都市ガス用マイコンメーターに安全装置として組み込まれる「感震器」などを製造している。両製品とも国内シェアは90%以上を占め、海外でも高いシェアを誇っている。
 バイメタルスイッチは異種金属の薄板を組み合わせた構造で、一定以上の熱や電圧がかかると変形、安全装置として電気を遮断するなどの役割を果たす。単純構造のため信頼性が高く、低コストなこともあり、需要が拡大。エアコンに限らず多くの分野で使われている。とくにカーエアコン用の制御スイッチでは、脱フロンガスの観点から採用が急増。また新幹線のエアコンや、電気自動車(EV)のサーモスイッチなどとしても使用されている。
 同社は本社工場のほかに、中国の浙江省寧波市に二つのバイメタルスイッチ工場を持つ。一つは現地企業との合弁工場で、もう一つは全額出資の自社工場だ。主要取引先である大手家電メーカーの中国進出に対応したもので、海外事業にも積極的に取り組んでいる。
 また都市ガスのマイコンメーター用の感震器は地震の揺れに反応し、瞬間的にガスを遮断、2次災害を防ぐ。同社の製品が優れているのは、地震の揺れのみに反応することだ。従来の感震器は工事による振動など地震以外の揺れにも反応し、ガスを遮断するケースがあったが、こうした不具合はない。
 04年10月の新潟県中越地震ではガス爆発がゼロだった。これも同社の感震器の効果で、その性能の高さが実証された。こうした事実はテレビなどでも取り上げられ、反響を呼んだ。

一般消費者向け製品に挑戦

 センサー・スイッチメーカーの同社は07年に創業50周年を迎えた。次なる飛躍を目指し、同社が06年末に発売したのが感震器付き火災警報器「ピオマ」。同社初の一般消費者向け製品で、開発には数年をかけた。満を持しての市場投入で、まさに「社運を賭けた」(生方眞哉社長)といえる戦略商品だ。
 住宅用火災警報器は、2011年6月から既築も含め全戸で設置が義務化される見通しだ。住宅一軒に複数台が設置されるため、市場規模は大きい。しかし、さまざまなメーカーが参入しており、競争が激しいことも事実だ。
 ピオマは他社製品にはない機能を付加することで、市場価値を高める狙いだ。煙を感知して警報を発する通常の機能のほかに、感震器の技術を応用し震度5以上の地震に反応してライトを点灯する機能を付加した。
 夜中に大規模地震が起こった場合を想定し「地震による停電で周囲は真っ暗。2次災害の火災も心配だ。ピオマはもしもの時の不安を1台で解決する」(同)。
 さらに販売網の強化も行っている。家電量販店のほか、大手ハウスメーカーなどへの出荷を始めており、今後も積極的に拡販する考えだ。

戦略製品の感震ライト付き火災警報器『ピオマ』

戦略製品の感震ライト付き火災警報器『ピオマ』

Onepoint

技術力の維持強化、販売網の急拡大が必要

 生方製作所は国内外で特許約900件を保有する。01年にノートパソコンが落下した時の重力低下を感知し、自動的に電源を停止する「無重力センサー」を発売。大手電機メーカーの注目を集めた。製品開発力は折り紙付きだ。この開発力によって革新的な新製品開発も夢ではない。
 ピオマは一般消費者向けだけに今後、販売網をどれだけ拡充できるかに成否がかかっている。付加価値を重視する同社の戦略が販売店に理解され始めており、今後の拡販に期待が広がる。


掲載日:2007年12月 5日

健康・安全愛知県海外展開製造業

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