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元気印中小企業


顧客に合った提案で成長する老舗ベンチャー[愛知産業]

井上裕之社長

井上裕之社長

会社名 愛知産業(株)
代表者 井上裕之社長
業種 その他製造業
所在地 東京都品川区北品川5-5-12
電話 03-3447-0201

モノづくり支える溶接技術で勝負

 溶接技術は07年2月、経済産業省の「特定ものづくり基盤技術」に指定され、日本のモノづくりの現場では欠かせない技術と認められた。愛知産業は70年間、世界の最先端技術を国内に紹介。自社開発技術・製品と組み合わせ、日本の溶接業界をリードし続けてきた。
 創業は1937年。先代の井上弥三郎氏がベルギー・アーコス社から溶接棒を輸入したことから始まる。戦後も米国のエアコ社やベルギーのエレクトロメカニック社、フランスのアロー社をはじめとする新しい溶接機を生産現場へ提供。家電、化学、自動車、鉄鋼に代表される日本の高度経済成長に大きく貢献した。現在も小型・軽量・省エネ化を要求する企業の声に耳を傾け、新しい溶接機を独自開発し、日本のモノづくりを支えている。
 07年3月、片側の電極加圧力で溶接できる「低加圧片面スポット溶接機AS−1」が第19回中小企業優秀新技術・新製品賞で中小企業庁長官賞を受賞。10月にも「F型スポット溶接機」が東京都中小企業ベンチャー大賞都知事特別賞を受賞した。この技術により、生産現場の時間とコスト両面を大幅に削減できるようになった。
 これらの溶接機が開発されたのは顧客の声を大切にする創業以来の伝統が大きく影響している。愛知産業では営業が顧客ニーズの聞き取りのほか、自らが開発にも携わり、新しい製品を生み出していく。技術相談や問い合わせが入ると担当者はすぐに全国の顧客のもとへ行き、問題点を持ち帰る。作業場で溶接機を片手に顧客の要望に応えられるかどうか、自分でまず確かめる。そこで行き詰まれば、先輩後輩問わず、自然に社員が集まり、問題を解決していく。
 「低加圧片面スポット溶接機AS−1」と「F型スポット溶接機」を開発した古川一敏部長は「担当者の悩みは顧客の悩み。みんなで考えることで、より良い製品が生まれるという考えが社員全員に共有されている」と話す。
 愛知産業は07年の9月11日に創業70周年を迎えた。76年に就任した井上裕之社長は「技術商社として内外の独創性豊かな新技術と新資源の導入により、需要家各位のニーズに応え、時代の要請である省資源、省エネルギー、省力化に役立つことを使命とする」という社是を今後も範としていくと熱い。
 科学が進化し、文明も大きく変わった70年の間、愛知産業は海外の新しい溶接技術を日本の生産現場に合うように提供してきた。顧客の声を聞き、応えていく創立以来の伝統は確実に若い社員へも引き継がれている。新しい時代に対応し、古き良き伝統を守り続ける愛知産業のスタンスは今後も日本のモノづくりを支えていくだろう。

第19回中小企業優秀新技術・新製品賞で中小企業庁長官賞を受賞した「低加圧片面スポット溶接機AS-1」

第19回中小企業優秀新技術・新製品賞で中小企業庁長官賞を受賞した「低加圧片面スポット溶接機AS-1」

Onepoint

小型・軽量・省エネ化の要求に応える

 創業70年の老舗だが、設立当初から新しいものを積極的に取り入れ、顧客に合ったモノづくりを貫いている。このビジネスモデルは現在でも通用し、同社の強みとも言える。現在は企業からの小型・軽量・省エネ化の要求に応え、新しい溶接機を提供。多方面から評価を受けている。今後も日本のモノづくりを支え続ける中小企業の1社と言えそうだ。


掲載日:2007年11月21日

東京都製造業

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