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元気印中小企業


商社と製造の両輪で成長 [モリタ]

森田邦宏社長

森田邦宏社長

会社名 (株)モリタ
代表者 森田邦宏社長
業種 自動車部品製造、産業機械販売
所在地 宮崎県宮崎郡佐土原町上田島2190の1
電話 0985-74-1911

徹底的に下請けに徹する

 モリタは自動車部品などを供給する製造部門と産業機械や工作機械を販売する商社部門の二つの顔を持つ。森田邦宏社長は「売りと作りの分野が両輪となり、共存してきた。その結果、お客さんも増えてきた」とこれまでの歩みを振り返る。
 森田社長が自動車部品メーカーを退職し、モリタを創業したのは48歳の時。当初は商社としてスタートした。
 最初の1年間は「これまで自分を支えてくれていた会社の後ろ盾を失い、苦労の連続だった」と振り返る。しかし「ご用聞きでなく付加価値を出していく」ことに仕事の方向性を定めてからは、徐々に顧客の支持が得られるようになった。
 96年、同社にとって大きな転機が訪れた。宮崎県で工場を操業していた企業が本社のある山梨県へ事業を集約することとなり、その工場の存続が危ぶまれる事態となったのだ。そこで、この進出企業の社長と旧知の間柄だった森田社長に白羽の矢が立った。

雇用守る使命感が原動力に

 「モノづくりには一抹の不安があった」と振り返る森田社長。しかし「森田以外にはやらせない」という先方の社長の強い意向に加え、当時その工場で働いていた50人以上の社員の雇用を守らなければいけないという使命感から、工場を引き継ぐことを決断した。
 その工場が現在の宮崎工場だ。製造の中心は自動車部品。一次部品メーカーのホンダロック(宮崎市)向けを主として、ドアミラーやルームミラー、アウトハンドル、キーセットなどを供給している。  また一方で、モリタ独自の設備を使ったプラスチック成形の仕事も増えた。ガソリンタンクや燃料ポンプ、デジタルカメラ部品などへと領域が広がっている。
 プラスチック成形という得意分野が育ってきたことで「例えば自社で製造したプラスチック部品を使ってドアミラーを作るといった一貫生産体制も構築できるようになった」(同)。現在では製造部門と商社部門の売上比率は6対4程度だという。
 モノづくり企業として立派に成長した同社だが、森田社長は「徹底的に下請けに徹する」と公言する。その一方で「ただ手間賃をもらうだけでなく、付加価値を生む仕事を増やしていかなければいけない」ともいう。
 そこで欠かせないのがモリタならではの個性、つまり特有の技術を構築していくための日々の努力だ。これまでにもセラミックの研磨技術やプラスチックの中空成形技術など、取引先との協力関係の中で独自の技術を培ってきた。
 森田社長は今後の同社について「大きくするより、力強い会社にしたい。そしてあくまでも基本を大事に」と話す。

製造の拠点、宮崎工場

製造の拠点、宮崎工場

Onepoint

社員は宝

 「社員は人材ではなく“人財”」という森田社長。現在193人の社員を抱える同社だが、採用に際しては社員、パートを問わず、必ず社長自身が面接を行うという。「一人ひとりがわが社の宝になるかもしれないから」というのが理由だ。
 また同社の身体障害者雇用率は14.4%(換算値)で、法定雇用率の1.8%を大きく上回る。「障害者であっても分け隔てはしない。一人の人間として独り立ちさせるのが私の役目」と森田社長。“宝”を見つめるそのまなざしは温かい。


掲載日:2007年10月17日

宮崎県自動車部品製造業

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