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元気印中小企業


時代と顧客のニーズをキャッチ[カーネルシステムズ]

井上隆博社長

井上隆博社長

会社名 カーネルシステムズ(株)
代表者 井上隆博社長
業種 ソフトウエア
所在地 東京都文京区本郷3の42の1
電話 03-3818-4681

伝票をスキャナーでイメージ化して安全に活用

 カーネルシステムズは事務手続きで使用する伝票をスキャナーで取り込み使用するソフトウエアの開発、販売を手掛けている。イメージ化してデータを管理することで、打ち込み専門技術者が伝票の原本を持ち出さずに作業を済ませることができる。物流コストを削減、情報漏えいの防止が可能だ。
 井上隆博社長は大学卒業後、日本ユニシスで22年間ハードウエアの開発に携わった。後に日本テクノシステム(現アルゴ21)を設立。旅行予約システム「テレピューター」や会計ソフトをはじめ、旅館やホテル向けソフトの開発に成功し、84年にカーネルシステムズを設立した。メーカーごとに必要だったコンピューター端末を1台に集約するソフトウエアが最初の製品。大手企業に製品を納入してきた。

情報漏えいの防止に威力

 「時代の流れと顧客ニーズをキャッチし製品開発してきた」と井上社長。95年以降はインターネットの台頭とともに、情報漏えい対策が企業の重要課題になってきたことで、現在は主にセキュリティー関連商品の開発に尽力している。
 主力商品はインターネット対応型の在宅・海外入力環境対応ソフト「e−エントリーBB」と、伝票イメージの各項目を分割するソフト「イメージセパレーター」を使った情報漏えい防止システム。顧客の住所や氏名が記入された伝票のデータ入力作業を海外や在宅勤務者にアウトソーシングする場合、ネットワークを介することによる情報漏えいが問題になる。
 しかし情報を分割し、項目ごとに入力担当者にデータ送信することで、万が一、情報が漏れた場合でも項目だけでは意味をなさないため安全だ。入力完了後は管理者によって復元される。シンプルに情報保護する画期的なシステムに仕上げた。また項目部分にモザイクをかけて情報を守る「イメージキャッチャー2005」は、情報開示設定権限が可能で、金融機関などから引き合いが多いという。
 06年1月には社会福祉法人あかね(千葉県船橋市)と共同出資で入力作業受託会社、e-ワークスネット(同)を設立。「e-エントリーBB」と「イメージセパレーター」の両ソフトを納入した。意欲はあるが就労機会に乏しい障害者にも、このデータ入力方式を活用すれば作業が可能になることに着目。障害者の在宅就労に貢献している。
 井上社長は今後の経営戦略について「現在販売中の製品の完成度を高めていく。高付加価値製品を開発していく」と意欲的だ。

イメージ分割エントリーのしくみ

イメージ分割エントリーのしくみ

Onepoint

斬新なソフトに期待

 「自分の思い描いたソフトウエア開発をしたい」という数年来変わらぬ技術者としての信念が井上社長の原動力になっているように感じた。とくにサーバでの情報の一元管理や、IDやパスワードによるセキュリティーシステムとは異なり、重要な項目を分割し根本的に情報漏れを防いでしまうという誰にでも分かるシンプルな構造が魅力だ。常に時代と顧客ニーズを的確に捕らえ、製品開発につなげてきた井上社長が、次はどのような斬新なソフトを開発するのか楽しみだ。


掲載日:2007年10月10日

IT東京都製造業

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