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元気印中小企業


絶縁と導電の総合メーカー[ナミックス]

小田嶋壽信社長

小田嶋壽信社長

会社名 ナミックス(株)
代表者 小田嶋壽信社長
業種 電子部品用導電材、絶縁材の製造
所在地 新潟市北区濁川3993
電話 025-258-5577

製品の9割が独自開発

 ナミックスは電子部品に使われる絶縁材料や導電材料などの素材メーカー。その製品は携帯電話やパソコン、液晶パネル、プラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)、リチウム電池、太陽電池など幅広く使われている。
 会社設立の1947年は塗料メーカーだったが1958年に防湿絶縁材料を開発して電子部品の分野に参入した。その後もさまざまな絶縁材料や導電材料などを開発を続けた。
 絶縁と導電の両分野は材料や製造技術が異なるため一方の分野の専業メーカーが多いが、ナミックスは両分野を手掛けている。ユーザーに対して両分野の相談を総合的に引き受けられるからだ。
 ナミックスの特徴の一つが研究開発志向だ。製品の9割以上は独自に開発したもの。社員の3割は研究開発要員で売り上げの1割を研究開発費に充てている。共同開発にも積極的でユーザーとの共同だけでなく大学など6−8の研究機関と連携、常時10−15件の共同研究を進めている。研究のため電子部品に関連する学会などでの情報収集も怠らない。その活動は海外にもおよび、米国や中国の研究機関と共同研究することもある。
 開発はユーザーのニーズを実現する場合がほとんど。製品としての仕様が明確で数カ月で完成しなければならない開発もあれば、何年もかかる開発もあるなど要求は多様だ。しかも他社と競合しながらの開発でスピードも求められる。しかし「製品に自社のノウハウが詰まっていないと将来の展開が見込めない。開発を続けていかないと後がない」(小田嶋社長)と今後も研究開発志向を守っていく考えだ。

開発を超えたサービス

 製品に関するサービスにも積極的だ。製品の使用に関する現場改善や工程条件を提案することもある。また製品の分析データを提供することもある。これは顧客の海外進出への配慮として海外での環境に関する使用規制に対応する狙いもある。
 開発担当者に求められるのは研究開発能力だけではない。例えば自分の担当以外の開発や会社全体のことも幅広く知っておかなければならない。自分の担当の顧客に担当外の提案もできるようにするためだ。そのために社内での技術発表会を定期的に開いて情報交換をしている。技術発表会では研究開発の問題解決の糸口を別の担当者が見いだすこともある。
 ナミックスは現在、新たな研究所を新潟市北区に建設中だ。開発能力を高めるのが狙いで08年7月の完成を予定する。絶縁材料と導電材料を研究するクリーンルームを別々にして研究材料の混入防止を図るなど研究の質の向上を図っている。またエックス線解析装置など検査機器の増設も行う計画だ。

建設中の研究所の完成予想図

建設中の研究所の完成予想図

Onepoint

製品の向こうにある「相互繁栄」

 ナミックスの社是には「相互繁栄」という言葉がある。製品に対する仕様の要求を満たすのが最終目的ではなく、顧客の繁栄のために何をすべきかということが最終目的だ。顧客が求めるのは仕様ではなく製品が与える満足であると考える。例えば顧客の要求する仕様の実現が困難なときでも顧客が製品に何を求めているかに立ち返って考えて代替案を出す。研究者はできるだけ顧客の工場に足を運ぶ。製品が何にどのように使われるかを知ることで満足と繁栄のための方策を考える。


掲載日:2007年10月 3日

新潟県産学官連携製造業

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