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元気印中小企業


物流の地の利を生かして古紙再生事業[大分製紙]

田北裕之社長

田北裕之社長

会社名 大分製紙(株)
代表者 田北裕之社長
業種 パルプ・紙
所在地 大分市錦町2の15の27
電話 097-534-7777

国内一の生産量

 大分製紙は古紙再生によるトイレットペーパー、ちり紙で国内一の生産量を誇る。国内に再生紙メーカーは約90社あり、大手を含めた再生紙生産は月約8万トン。そのうち同社の生産量は約5000トンで、九州ではシェア50%を超える。環境意識の高まりを背景に堅調な需要があり、「安くて良い製品を提供しさえすれば」(田北裕之社長)と自信を見せる。
 同社は1918年の創業で和紙製造とともに、古紙を原料とした家庭紙を古くから手掛けてきた。現在は九州、沖縄地域を基盤に西日本全域で事業を展開している。
 古紙再生紙は古紙原料の収集や再生紙の配送にかかる費用が無視できない。その点、同社が拠点を構える大分市は「中九州に位置し、港湾設備とあわせて地の利がいい」(同)。低コストの製品づくりを目指しているだけに、物流費を左右する地の利は大きな武器になる。

多筒包装にも先べん

 また、需要喚起の取り組みにも積極的だ。70年代初めにはトイレットペーパーをそれまでの個別包装から6個、8個ごとにフィルムでパックする多筒包装に切り替えた。この手法が功を奏し、「まとまって売れるようになり、販売量は飛躍的に伸びた」(同)という。
 もうひとつは同業5社と15年ほど前に共同開発した芯(しん)無しトイレットペーパー。コスト削減と環境配慮を両立した商品だ。同じ直径の芯あり商品に比べて約2・5倍の長さが巻けるようにした。同社の豊前工場では環境管理の国際規格「ISO14001」の認証を取得するなど、環境保全への取り組みもことのほか積極的だ。
 また06年12月には北九州市八幡東区で関連会社の九州製紙(田北洋一社長)の新工場を稼働した。古紙を原料にトイレットペーパーを製造する工場で年間生産能力は3万トンに達する。今後の需要拡大に向けた準備も着々と進んでいる。

トイレットペーパーをパック包装

トイレットペーパーをパック包装

ワンポイント

環境と品質を両立

 1918年(大正7)の創業以来、トイレットペーパーのすべてが「古紙100%」という同社。環境へのこだわりは人一倍強い。その代表例である芯無しトイレットペーパーは「コアレス」の名称で市場にも浸透してきた。使い終わればゴミになる紙芯がないだけで、1ロールにつき「割りばし3膳(ぜん)分」(同社)の原料が節約できるという。環境に対する消費者の理解も高まっている中で、環境配慮と高品質を両立した製品づくりが大きなテーマになっている。


掲載日:2007年8月22日

大分県環境製造業

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