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元気印中小企業


地道な活動で顧客は増加[エムネス]

船倉 正社長

船倉 正社長

会社名 (株)エムネス
代表者 船倉 正社長
業種 遠隔画像診断サービス
所在地 広島市西区三篠町3-19-4
電話 082-509-0345

専門読影医不足が成長を後押し

 エムネスは「医療画像のトータルコンサルティング」をキーワードに、地域密着型の医療画像の遠隔診断を手掛ける。現在25件の病院と契約を結んでおり、顧客は本社を置く広島県内の病院を中心に、島根県、愛媛県、山口県へと広がっている。
 エムネスの事業拡大の背景にあるのは、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴断層撮影装置(MRI)画像の専門読影医不足。専門家は県内に数十人程度しかおらず、そのほとんどは大病院に所属している。特にCTはほとんどの病院が備える標準的設備だが、創業時から6年たっても「専門医不足の状況は変わらない」(エムネス)という。加えて地方の病院では、すべての病気の専門家をそろえているわけではなく、画像から病気を発見できないケースがある。また開業医からの依頼を受けて撮影するケースもあり、画像診断サービスのニーズは拡大している。
 遠隔画像診断システムの料金は毎月の基本料金が15万円で、1件ごとの読影料金は2000〜3000円。設備や通信環境はエムネスが整備し、コンピューターの機能向上による更新もエムネス側で負担する。このため病院の初期投資は必要なく、導入しやすい仕組みになっている。

地域密着で差別化

 事業拡大の決め手は「リポートの質の高さと、病院との顔の見える付き合い」(同社)だ。件数を多く扱う大手のサービス業者では、画像とリポートだけのやりとりに終始しがち。これに対し同社では顧客である病院それぞれの専門性に応じた対応を心がけ、直接相談に出向いていくこともある。この地域密着スタイルが病院に受けている。
 リポートは画像の受信後48時間で返す体制を維持している。標準的CT画像の読み取りにかけるのは30分ほど。読影医は常勤6人、非常勤2人の体制で、いずれも日本医学放射線学会専門医会の認定を受けた読影の専門家だ。数年以上の臨床経験もある。
 現在使っている通信インフラは総合デジタル通信網(ISDN)回線、光ファイバー地域網、非対称デジタル加入者線(ADSL)など。さらにインターネットを介さず、病院とエムネスとを直接つなぐシステムも構築する。
 顧客は年5件ペースで着々と増えている。事業拡大が目的ではないが、病院からの問い合わせも増えてきた。「本当に困っている病院を助けて、医療の質をアップしたい」?。その思いを形にするべく創業したエムネスの歩みは、ゆっくりだが着実に進んでいる。

医療画像の遠隔診断システム

医療画像の遠隔診断システム

ワンポイント

専門医の確保が課題

 「量より質」をモットーとするエムネス。インフラを先行投資して固定費を回収するビジネスモデルは完成しており、顧客の信頼度も高いため、契約病院数は「純増」を続けている。だが複数の専門医による読影リポートなどの質の高いサービスを維持し、今後の事業を拡大するためには専門医の確保が課題となる。


掲載日:2007年8月 7日

医療・バイオ広島県情報・通信業

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