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元気印中小企業


目指せ世界一 [大東精機]

杉本忠博社長

杉本忠博社長

会社名 (株)大東精機
代表者 杉本忠博社長
業種 一般機械
所在地 兵庫県尼崎市東初島町2の26
電話 06-6489-1201

形鋼用加工機のトップメーカー

 大東精機は形鋼用帯鋸盤(バンドソーマシン)や形鋼用穿孔(せんこう)機(ドリルマシン)など、一般鋼材の切断、孔あけ、研削などの加工マシンの専門メーカー。主力製品の国内シェアは約70%を誇る研究開発型企業だ。技術、製造、営業、管理など各部門でキャッチフレーズ「目指せ世界一」を掲げ、飛躍を目指す。
 同社の杉本忠博社長は高校卒業後に機械設計事務所に勤めていた。26歳の時に機械設計、製造を自らの適性と判断し、1959年に兵庫県尼崎市で創業した。創業の原点は一般鋼材用バンドソーマシンの開発。知人から米国製輸入機械の写真を見せられ、「これと似た機械を作ってほしい」との依頼されたのがきっかけ。直径200ミリメートルの太丸鋼材を切断する機械を開発、機械工具商社の街、大阪・立売堀を売り歩き、苦難の末にある工具商社と契約、起業の道を歩みだした。
 同社が71年に開発したバンドソーマシン、75年に開発したドリルマシンは、ともに独自機構を採用した形鋼用加工機として大ヒットとなった。従来は材料を動かして切断の角度や位置を決めていた。これに対し同社のバンドソーマシンでは機械下部にターンテーブル機構を装備するなど、材料固定のままで機械本体を旋回して角度切りを可能にした。ドリルマシンも材料を動かさず、ドリルヘッドを自在に動かして3方向から同時に孔あけできる位置決め機構を開発した。
 さらに生産現場の無人化志向に対応、83年に開発したのが形鋼加工ラインシステム。自社開発のバンドソーマシン、ドリルマシン、Hスケーラをコンベヤーラインでつなぎ、コンピューター制御で稼働、材料を自動搬入すれば加工製品ができ上がる。同社の主力製品に成長している。
 海外戦略では95年に米国・シカゴに「DAITO USA」を設立した。米国、カナダ、メキシコの北米を営業エリアとし、進出以来、赤字を一度も出したことがない。韓国、中国、台湾向けなどの輸出にも力を入れている。

研究開発型遺伝子で成長持続

 杉本社長は将来の企業像について「研究開発型の企業体質を遺伝子として持ち続ける」と力を込める。研究開発にはシーズ志向とニーズ志向があるが、杉本社長は「シーズ志向は簡単にはいかない。ニーズをキャッチ、その中にいく分かのシーズ、他社と一味違うものを入れる。これがわが社の開発方針」と強調する。開発目標は形鋼用加工機の延長線上に定める。特殊鋼や難削材用のバンドソーマシンの開発に成功するなど、成果は着実に上がっている。
 同社ではすべての部品製造は外注だ。ただし機械の組み立てはすべて社内で行う。「協力会社からの納入部品は厳重な検査を行い、納得した部品でモノづくりし、自信をもって機械を売る。顧客の改造注文、要請に応えられ、かゆいところに手の届く開発、サービスができる」(同)と企業成長のポイントを力説する。

形鋼加工システム

形鋼加工システム

Onepoint

バブル危機も専門性を追求した開発で突破

 「形鋼用加工機は大東」という産業界の評価に安堵(あんど)することなく、専門メーカーとしての徹底した研究開発路線をまい進する。バブル景気の崩壊でピーク時に約120億円あった売り上げが約5分の1に減る危機的状況を完全に乗り越えた。経営攻勢に転じて研究開発、営業活動とも順調で社内各部門には活気がみなぎる。成長の秘密を問うと「技術と技術者を大事にしており、顧客に接点を持つ当社の技術者、アフターサービスマンは宝だ」(杉本社長)と強調。目指す「世界一」の目標実現も遠くない。


掲載日:2007年8月 8日

兵庫県加工海外展開製造業

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