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元気印中小企業


街の景観を守って安心安全な街づくり [ピオテック]

永松徳文社長

永松徳文社長

会社名 (株)ピオテック
代表者 永松徳文社長
業種 化学
所在地 福岡市南区大橋1-3-5
電話 092-554-2655

張り紙、落書きに対応

 街を見渡すとあちらこちらで目にする違法張り紙や落書き。それらを解決するための製品「Pio(ピオ)」シリーズを開発したのがピオテックだ。Pioシリーズ開発への取り組みは約5年前にさかのぼる。当時、張り紙と落書き両方に対応したものはなかった。
 開発のきっかけはピオテックの前身である「西日本化工」時代。顧客の「つくってみたら」の一言だった。「どこにもないならやってみよう」(永松德文社長)と一念発起。試行錯誤を重ねて完成した。商品開発の苦労は「喜ぶ人の顔を見たい」(同)という強い思いで乗り切った。ピオテックとしてのスタートは06年7月1日。Pioシリーズを商品として発売するにあたり社名を変更した。
 Pioシリーズは06年秋に市場投入したばかり。「新聞に記事が毎日掲載されてるわけではないのに、問い合わせがある」(同)という。すでに電力会社や地方自治体に多くの納入実績や施工実績を持つ。  同シリーズは簡単に張り紙をはがせ、落書きを落とせる特殊塗料。安全性を重視して主成分に固形油脂を使った。撥水性も高い。あらかじめゴミなどの付着物を取り除いた下地にローラーなどで塗布するだけ。これを2回ほど繰り返す。速乾性もあるため、作業スピードは速い。
 適用下地はコンクリートや塗装面、金属など。張り紙ではのり付着を防ぎ、ラッカースプレーなどによる落書きでは定着を防ぐ。一度の作業で「3−5年の効果がある」(同)という。「街の景観を良くし、犯罪防止に効果がある」と自治体が中心となったボランティア活動での使用が多くなってきた。「自分たちで街を変えようとする人が増えてうれしい」と永松社長は笑みをこぼす。
 販売代理店は随時募集しているが、無条件というわけではない。永松社長は「売るだけじゃなく街を良くしようという思いがある」企業に扱ってほしいと考えている。思いがあれば業種が違っても「代理店契約は結ぶ」(同)方針だ。

Pioシリーズの技術を応用へ

 ピオテックではPioシリーズ製造で確立した、固形油脂をベースとした技術の応用を考えている。開発に着手した応用分野は二つある。一つ目はコンクリート構造物などの劣化防止対策だ。強度を上げ、ひび割れなどを防いでコンクリートの寿命を延ばす。二つ目は食品工場での防カビ対策だ。工場などの壁に塗布することで食品工場でのカビの発生を防ごうというもの。どちらの分野も現場の声を聞き、「できることを考える」(同)ことから始まった。思いやりの精神は永松社長が最も大切にしていることだ。新たな分野への試みは始まったばかりだが「いろいろなものにチャレンジしたい」(同)と用途拡大へ意欲を見せる。


「Pio(ピオ)シリーズ」−街の景観を守るため大活躍

Onepoint

全国への波及を期待

 落書きと張り紙両方に対応できるPioシリーズの活躍の場は広い。作業の際、特別な技術も必要ないため、だれでも使えることが人気の秘密でもある。だが一番の功績は「街を良くしよう」との考えを人々にうまく浸透させたことだろう。街の景観を改善・維持するためには地域住民の気配りが欠かせないからだ。住民の目が光る限り、消しても再び落書きされるという悪循環は起こらないはずである。福岡で成功したこの取り組みが全国に波及することを期待したい。


掲載日:2007年8月 1日

セキュリティ新事業福岡県製造業

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