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元気印中小企業


鶏卵関連装置に特化[ナベル]

南部邦男社長

南部邦男社長

会社名 (株)ナベル
代表者 南部邦男社長
業種 鶏卵自動選別包装装置メーカー
所在地 京都府長岡京市勝竜寺八ノ坪1の6
電話 075-958-1880

全分野がメーカーに

 ナベルは鶏卵自動選別包装装置を国内で初めて開発したメーカー。国内シェアは70%、世界シェアで20%を有する。鶏卵関連に特化した装置を製造販売しており、製品には自動洗浄選別包装装置や自動ひび卵検査装置、自動血卵検出装置、ラベル印字装置などがある。02年に東南アジア地域をカバーする生産・営業拠点をマレーシアに設立し、海外戦略を本格化。開発にも積極的で、04年には、単列での処理速度が毎時4万個の卵の全自動鶏卵選別包装装置を国内で初めて製品化した。
 同社の全自動鶏卵選別包装装置は洗浄、グレード選別、パックへの一括充填(じゅうてん)、ラベル挿入、パックの封印・溶着まで自動化されている。また食の不安・不信が広がる中、ひび卵検出率95%の検査装置は、外食産業や大手スーパーなどのデファクト・スタンダード(事実上の業界標準)となっている。卵は宗教的タブーの無い食品で、世界中の多くの人が効率よく動物性たんぱく質を摂取できる。人口減少などで日本の鶏卵市場が飽和する中、同社は海外販売を強化する方針を打ち出している。
 同社は2010年を達成年度とした5カ年計画を進めている。海外販売比率を1割から2割へと引き上げるほか新製品の投入で、06年度比で5割増の売上高50億円達成を狙う。海外販売比率を高めるため、ロシア語圏と中南米への進出、欧州でのメンテナンス体制を充実する。また詳細は明らかにしていないが07年内に検査装置の新機種投入も予定している。
  06年末からロシア語圏進出を狙い、ウクライナでの営業活動をスタート。また、中南米の市場調査も始めており、親日感情の強いメキシコ市場と日系人人口が150万人と言われるブラジルへの進出も計画している。
 欧州のメンテナンス体制充実は、インターネットを利用した装置稼働情報の日本での一元管理を計画し、システム開発を進めている。同社は現地ディーラーか、自社スタッフでメンテナンスを行うのが基本方針。システムが完成すれば、技術レベルの低いスタッフでも対応でき、システム上で装置を直すことも可能になるため、上位モデルの投入もできるという。2010年には海外全体の売上高を06年度比約3倍の11億円にする計画だ。

本社を移転

 事業拡大とともに海外との取引も増加。「京都ブランドを最大限に活用する」(南部邦男社長)として、京都市南区へ08年4月に本社工場の移転を計画する。投資額は17億円。近鉄京都線十条駅から徒歩5分で、北側には五重塔で有名な東寺を望む好立地。「ロケーションは最高。外国人は感動するはず」(同)と話す。工場の延べ床面積は現在の2割増の約5000平方メートルで、海外販売強化をにらみ、技術サポート職の社員を約30人増やす予定。現在の本社工場は最寄り駅から徒歩で20分かかる。駅に近い場所を選んだ理由には、世界で戦える人材を獲得したいという思惑も含まれている。

鶏卵自動選別包装装置のロボット部

鶏卵自動選別包装装置のロボット部

ワンポイント

卵はグローバル

 日本の卵市場は飽和状態。消費量の増加は期待できないという。だが食の不安、不振が広がり安全衛生管理が厳しくなったことが、厳しい検査管理を可能とする同社製装置の追い風になっている。また「卵料理が無い国は無い」と言われるほど卵はグローバルな食材。日本だけを見ると人口減少で市場は縮小傾向だが、世界人口は増加予想。世界の鶏卵自動選別包装装置メーカー主要3社の一角に挙げられる同社は、海外販売を強化し、その存在感をますます世界に示しそうだ。


掲載日:2007年7月 2日

京都府海外展開製造業

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