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元気印中小企業


ネットで見つけた独立のきっかけ[スパークスシステムズジャパン]

河野岳史社長

河野岳史社長

会社名 スパークスシステムズジャパン(株)
代表者 河野岳史社長
業種 ソフトウエアの設計開発および販売
所在地 川崎市中原区中丸子571

格安のツールで利用者拡大

 UMLとはオブジェクト指向のソフトウエア開発におけるプログラム設計図の統一表記法で、近年利用者が拡大している。スパークスシステムズジャパンは、UMLモデリングツール「エンタープライズアーキテクト」の日本語版や関連ソフトウエアを販売している企業だ。
 大手電機メーカーでソフトウエアのエンジニアとして働いていた河野岳史代表取締役が高価なUMLツールの代替品を探していた02年、インターネットで見つけたのが豪スパークスシステムズの「エンタープライズアーキテクト」だった。使ってみると「使いやすいうえに安い」(河野代表取締役)。
 そこで、もともと勤めていた電機メーカーは「自分の考えと方針が違う」と感じていたため退職し、03年に同社を設立した。早速、スパークスシステムズと交渉。その結果、「エンタープライズアーキテクト」日本語版の国内独占販売権を獲得し、制作に取りかかった。
 UMLツールは大手ソフト会社が100万円ほどで販売しているが、同社の製品は2万−3万円と格安。開発陣の数が増すほどに割安感は強い。しかも多くの機能を搭載し、ソフト開発のライフサイクル(要求分析から保守まで)を一貫してサポートできる点が特徴だ。
 カーナビゲーション、携帯電話、複写機・プリンターなどの機能が複雑化する中、設計は非常に難しくなってきている。しかし自動車、電機などの大手メーカーは知名度が低いにもかかわらず価格と機能を評価し「エンタープライズアーキテクト」を数多く導入している。従来製品は文章と表で設計を行っていたが、複雑になると文章が長くなり意味の読み違いなども発生、動かなくなったり、バグが出たりしていた。
 同製品はこれを図で表現、世界標準の書き方で行うなど使いやすさが各社の導入へとつながっていった。当初、英語版で使用していた国内ユーザーは80人ほどいたが、現在では1万9000人が日本語版を利用するまでに拡大したのはその証左といえる。今や日本語版ユーザーの数は米、EUなどと並び5本の指に入るまでになった。

ユーザーの声が新しいソフトを生み出す

 同社の企業理念は「低価格でかつ高機能なソフトウエアを提供する」と共に「顧客の声に常に耳を傾ける」ことである。「エンタープライズアーキテクト」に足りない部分を市場やユーザーから聞き生まれたのが、「エンタープライズアーキテクト」に入る前段階の要求管理ツール「ラクエスト」(日本語・英語版)と後段階のソフト資産の再利用を支援するツール「アークシーカー」(日本語版)。「ラクエストは英語版を出したことで、国内外で1500本を販売した」(同)と手応えを感じている。
 今後も自社開発によるラインアップ増強で、ユーザーが求めるより効率的な開発環境を整えていく考えだ。

エンタープライズアーキテクト

エンタープライズアーキテクト

Onepoint

80点を出せる密接な応対

 カーナビや携帯電話、複写機など最先端機器の機能を高めるために、今後、同社のソフトウエア製品群の活躍が期待できる。一方、同社には営業担当者が存在せず「口コミ」がそれに代わるといえる。製品の満足度が高ければ利用者から他の人に薦めてもらい、使用部署や人数が増えることで拡販が図れる。「そのためには密接な対応が必要」(河野代表取締役)。人材確保や育成とともに、マニュアルの作成を含め平均点で80点を出せる対応の仕組みづくりがポイントになりそうだ。


掲載日:2007年6月20日

ITソフトウエア開発ベンチャー情報通信業海外展開神奈川県

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