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元気印中小企業


デザイナーとメーカーの二足のわらじ[ジオ]

扇谷諭社長とオリジナル商品

扇谷諭社長とオリジナル商品

会社名 (株)ジオ
代表者 扇谷諭社長
業種 デザイン
所在地 東京都渋谷区代々木3の32の11
電話 03-5388-4832

本質をとらえたデザインとモノを提供

 90年の創業以来、情報機器やスクーター、浄水器など工業製品のデザインを提案してきた。多彩な製品のデザインを手掛けた経験を通して、3次元技術を導入してリードタイムを短縮するなど一通りのデザイン手法が蓄積された。デザイン業を展開するにあたって、デザイン手法を網羅していることは、クライアントへのアピールにつながる。
 しかしデザイン手法の網羅は、モノの本質をとらえたデザインを提供することとは別問題である。「デザイン手法が整った今、習得した手法を生かしてモノの本質をとらえた商品の提供に注力する」(扇谷社長)という。一方で同社はデザインを提供するだけでなくメーカーとしても活動中。中国上海市には現地法人の工場も配置している。

オリジナル商品を投入

 紫外線チェッカー「UV−MONI」は企画・デザイン・生産までを自社で手掛けたオリジナル商品。測定周波数280−400ナノメートル(ナノは10億分の1)の小型センサーで紫外線量を計測、液晶画面に表示する。ストップウオッチ型で使いやすく視認性に優れているうえ、安価で小型であることが特徴だ。
 扇谷社長は同社の経営者として組織を統率する傍ら、街づくりの推進や環境保全活動を展開するNPO法人・環境サプリメント研究会の副理事長も務める。紫外線をテーマにした商品の開発に着手したのは同研究会の活動がきっかけだ。
 「環境問題を肌で実感することはそうない」(同)という。例えば紫外線は環境問題の代名詞としてよく耳にする言葉だが、それを量的にとらえられるような状況はあまりない。「UV−MONI」は紫外線の量を視覚的に伝えることで環境問題を身近に感じてほしいという思いを込めて開発された。

折り畳み式のエコバックを完成

 ビニール袋の代替物であるエコバックもオリジナル商品として手掛けた。エコバックとは何か、という本質を追求し使う人の立場で開発することにこだわった。
 試作して開発者が実際にそれを使って買い物をする。使った感覚をフィードバックして改良する。「環境を考慮してビニール袋の代わりに使うことはもちろんだが、なによりもカバンに収納しやすいかどうかという実用面が重要である」(同)ことに気が付いた。そして持ち運びがしやすい折り畳み式のペーパー型エコバックが完成した。
 もう一つのこだわりは、デザイナー、プランナー、エンジニアなどの各担当者がそれぞれの役割だけでなく、すべてのプロセスで携わったことだ。モノの本質をとらえるために、一つの対象を多角的に追求して生まれた一品だ。

オリジナル商品エコバック

オリジナル商品エコバック

Onepoint

意見のすりあわせで商品開発

 「究極的な目標はビニール袋を使わなくなることである」(同)という折り畳み式エコバックの発売は07年6月。自治体と連携してキャンペーン活動を検討している。今後の展開が期待できる商品だ。
 デザイン業を主力とする一方で、斬新なアイデアでモノづくりを展開する企業であるといえる。その秘訣(ひけつ)は「開発の段階で会話を持つこと」(同)のようだ。「今後は社内の各担当者が意見を交換していくだけでなく、社外的にも顧客とじっくり意見をすりあわせて商品を提供していく」(同)という。今後生み出す商品に注目したい。


掲載日:2007年6月13日

ナノテク東京都環境製造業

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